ユスリカの卵でしょうか?アカムシは何処へ?メダカ水槽に産み付けられた謎卵。

メダカ暮らしを満喫している里山です。

少し前から気になっていた場所があります。今日になって改めて見てみたのですが、ビッチリと……。

――何がビッチリ?

虫の卵です。正体は不明というか、おおよその当たりはついているものの確定が出来ません。多分、ユスリカではないかと思うのですが。

夏にも見かけた卵

夏に全く同じ卵を見つけており、記事にしています。

虫に翻弄されている里山です。 チビたちを外飼育にしてから、ず~っと悩まされていたものがあります。 虫の卵です。 ...

成虫の写真を撮影しているのですが、何と言う名の虫かわかりませんでした。わからないままに夏が終わり、姿を見なくなったかなと思ったら、ここ最近になって卵がウジャウジャ。

断定が出来ないのですが、ここではユスリカとして書き進めることとします。

ユスリカとアカムシ

メダカのエサとしても大変メジャーなアカムシ。その正体はユスリカの幼虫です。

一見害虫と思われがちなユスリカですが、アカムシの時はそうでもないのです。寧ろ水質の浄化に役立つ益虫であり、水辺の生物の貴重なエサにもなっているのです。

メダカ大好き里山です。 いつも買い物に行くスーパーの横に釣具屋さんがあります。 買い物の帰り際ふっと思い立ち、釣...

富栄養化の水

水の中に窒素やリンなどの栄養塩類が増えた状態を、富栄養化(ふえいようか)と言います。文字通り、水の中に栄養素が一杯漂っている状態のこと。

「栄養に富むなんて、良いことじゃないか」と思われるかも知れませんが、そうでもないのです。

富栄養化は藻が繁殖するキーワードでもあります。植物性プランクトンが増殖し易くなるのです。

結果、水の中はアオコだらけで水が濁り、酸素が不足。生態系も崩れてしまうという事態に。

アカムシの体色が赤いのは

酸素濃度の低い富栄養化した水の中でも、生きて行けるだけの逞しさがアカムシには備わっています。

その秘密は赤い体色にあり!

実はこの「赤色」は血中ヘモグロビンの色なのです。ヘモグロビンの働きにより、少ない酸素でも効率良く摂取しているのです。

夏の高温&酸素不足には、泥に深く潜り込み眠ることで対応します。(夏眠)

汚れと共に去り行く

アカムシは汚泥(を分解しているデトリタス)を食べ、有機物を消化・吸収します。残りは糞として排出され、更にそれをバクテリアが分解します。

一度アカムシによって消化された排泄物は、バクテリアにとって分解し易く変化しています。

水質浄化に一役買っているんですね。

幹之たちとの触れ合いに癒される里山です。 先日の記事でアナカリスを取り上げました。 今回もアナカ...

汚泥に溜まった栄養物をバクバクと食べたアカムシは、やがてユスリカとなり旅立って行きます。

ユスリカが旅立った後の水は、有機物がごっそりと除去されているのです。

本当に害虫か?

見た目が気持ち悪いとの理由で、ユスリカは「不快害虫」と言われています。まま、見てて不快というだけです。特に農作物に深刻な被害を与えるでもなく、ヒトを襲うこともありません。

成虫の死骸飛散によるアレルギー症状が懸念されているようですが、有益に働く面の方が大きいのではないでしょうか?

おわりに

卵が気になって調べたユスリカですが、予想以上の「益虫」でした。

それにしても、そこまで水槽の水汚いんかなぁ……。確かに卵が沢山産み付けられている水槽ほど、苔の繁殖が著しいけど。