メダカ大好き里山です。
ベランダで育ったカリフラワーを収穫し、食しました。軽く塩茹でして食べたのですが、びっくりするくらい美味しくて、すぐになくなってしまいました。
夏頃に育てていたキュウリは非常に不味くて、一口かじって捨ててしまったのに、この味の違いは何なのか?
考えてみて「成程な~。」と納得しました。
野菜の味を変えたのは何か
私がベランダで初めて栽培した野菜はキュウリでした。会社で廃棄になった苗をもらって来て、ホームセンターで腐葉土と底石を買って定植しました。
野菜の類は水をあげたらあげただけ、グングンと成長していきます。
あっという間に実がつき、初収穫の日がやって来ました。もぎ取って、その場で一口かじってみれば……。
まっ、マズ過ぎる!!!
キュウリを食べている感じがしません。味がまるっきり「土」なんです。あまりの不味さに、すぐにキュウリは捨ててしまいました。
その記憶があったので、カリフラワーも恐る恐るの試食だったのですが、キュウリの時とは天地の差でした。美味しくて美味しくて手が止まりません。カリフラワーそのものが美味し過ぎて、ドレッシングは全く必要なし。瞬く間に完食してしまいました。
――与えている水も、育てている環境も同じなのに、何でこんなに差が出てしまったのか
その時は気がつかなかったのですが、水草のことを調べている内に「あっ!」と思い当たりました。
キュウリを植えたのはただの腐葉土ですが、カリフラワーを植えたのはメダカ水槽に使用した後の腐葉土や赤玉土だったのです。
メダカが育てた野菜は美味かった?
キュウリを育てていた時、我が家のメダカは未だ屋内飼育でした。程無くして屋外飼育に切り替えるのですが、初期の水槽は失敗だらけでした。
それでも、水が澄んで状態が落ち着いたらメダカを投入していました。しばらくは良いのですが、次第に藻が生えて汚くなっていきます。汚くなったらリセットしかありません。
――土嚢袋に水ごと土を流し捨てる
そんなことを繰り返す内に、土嚢袋の半分くらいまで土が溜まってしまいました。
そのタイミングでカリフラワーが我が家にやって来たのです。
気にしていたのはブロッコリーの方で、こっちはオマケでしたし準備も何もしていません。ちょうど良かれと、メダカ水槽の土を廃棄していた土嚢袋を、そのままカリフラワーの鉢にしてしまいました。
それが功を奏したようです。
きちんとした検査をしたわけではありませんが、土の中には植物にとっての栄養がモリモリだったと思われます。
水換えの際に出る廃水もばしゃばしゃかけていました。ある意味、一種の液肥ですよね。生物ろ過の過程で発生した栄養が漂っている水なのですから。
生物ろ過の仕組みを利用し、水槽で観葉植物を育てている人もいるくらいです。カリフラワーを育てたのはメダカだと、私は思っています。
メダカ水で育った野菜を比較する試み
今年はメダカの作った水と、そうでない水とで育てたキュウリを食べ比べてみようと思っています。何事も実験、体験です!
さすがに毎日では水槽の水がなくなってしまうので、週2~3の液肥代わりにメダカ水を与えます。味や成長に違いが出るのか?結果が楽しみです。
果たして、我が家のベランダ農園の園長に、メダカたちが就任する日はやって来るのでしょうか。
コメント
はじめまして!
農に従事する身として非常に興味深く記事を拝見させていただきました。
良き森からの恵みが流れ込む海に、美味い牡蠣が育つのと同じような連鎖があるのかもしれませんね。方向は逆ですが、、、
たぶん、植物工場は成しえない循環のなせる業なのでしょう!
siegfriedさんへ
コメント有り難うございます!
野菜の味には土の質(肥料など)が大きく影響します。肥もやらず、腐葉土のみで栽培したキュウリは不味くて当然と言えば当然でした。今年はメダカ農園長にお願いし、美味しい野菜を育ててもらうつもりです。
出来たらまた報告しますね(^^)ノ