毎日自宅のメダカをストーカーしている里山です。
昨年12月のこと、外にメダカの様子を見に行ったところ、里山はあるものを発見しました。でろ~んとへばり付いた鳥の糞でございます。
――何でここで垂らすかな……。掃除したくないなぁ
などと思っていたのですが、糞の中にあるものを発見し里山は目を輝かせてしまいました。
鳥によって運ばれる〇〇
糞の中に見え隠れする小さな粒。そう、その糞には植物の種と思しきものが入っていました。「これは何の種なんだろう?」と里山はワクワクしました。
↓写真中央にアサガオの種を小さくした様な形の種が4~5粒見えます。しかし、何の種かは全くわかりません。
野鳥は木の実を食し、糞としてあちこちに種を散らします。このことにより木々たちは今いる場所とは違う場所へ子孫を残すことが出来ます。こうして森は広がって行きます。
鳥たちが食べている木の実は派手目の色をしていることが多いのですが、鳥に食べて欲しくてわざとそんな色になるのだとか。面白いですね。
野鳥が食べる実や種
野鳥が食べる実や種には、クロガネモチ、ナンテン、ムクノキ、イチイ、カラスザンショウなど多数あります。
クロガネモチとナンテンは秋から冬に赤い実をつける木です。庭木として使用されているので、目にする機会が多い樹です。
実際にナンテンを植えている人の声
庭木にナンテンを使っている知人数人に、「よく小鳥が実を食べに来るの?」と聞いてみました。皆さん、口をそろえて「来るよ」と言われました。中には鳥対策で網をかけている人も。
果たして、里山の家に落ちていた糞の中の種は何の種なのか……?もしかしてナンテン?
実際に種を見てみる
ということで、ナンテンの実を頂いてきました。
種だけで植物を当てるのは、知識に乏しい里山には至難の業。よく聞くナンテンの種を実際に見、ナンテンかどうかを確かめてみました。
全然違いますね!はい、ハズレ。
結局何かわからないまま。どんな植物になるかは興味があるので、そのまま植えてみました。本当に生えてくるかもわからないし、生えてきたところで里山にソレがわかるのかも不明。日に日に乾燥してカラカラになっていく鳥の糞を遠目に見つめながら、植えるか否かの葛藤で年を跨ぎ、今日に至ります。はい。
生き物の糞にはわざわざ近寄らない
基本、野生動物の糞は何を含んでいるのかわからないので、近寄らないのが無難です。わざわざ近寄る人もいないと思いますが。
糞には感染症のもとになる菌が含まれていことがあります。
おわりに
種を植えてから数日経過。変化は未だありません。寒いのか土壌の条件が合わないのか。まぁ、気長に待ちます。
待っている間に何の種なのかも、もう少し調べて行けたらなと思っています。