おたまの飼育水でタマ子を育てている里山です。(タマ繋がり)
とても自覚があることなのですが、年々稚魚の管理がずさんになって来ています。
ずさんとは「手を抜いたところが多く、いい加減な様」を言いますが、まさにその通りです。里山のメダカの卵管理及び稚魚飼育に関しては、ずさんとしか言い様がありません。
これでどうメダカ初心者に稚魚飼育に関して伝えていけるのか不思議に思うくらいです。
今回は里山のずさんな稚魚飼育についての記事になります。
超!いい加減
過去を振り返ってみます。
飼育1年目の里山はメダカの卵に嬉々とし、その育成方法を調べ、実践をしました。
例えば……
・卵は付着糸を取りバラバラにしておく
・水は水道水を使用し、孵化が近くなるまで毎日変える
などです。
孵化した後も「餓死させないことが大切」と、こまめにエサを与えていました。「稚魚の死因は餓死が多い」という情報を、何処かで目にしたからです。(人工餌をエサと認識出来ない云々)
2年目は同じようなことを実践しつつ、何処かで手を抜き始めました。飼育数が増え、そこまでキチキチとした管理が出来なくなったためです。
そして3年目になる今年はと言えば……?
卵はほったらかし
読者さんへ卵をあげる約束をしていたので、その分はきちんと採卵しました。出来るだけバラし、メチレンブルーで管理です。
ですが、自分の分はと言えば……
・基本、卵はいじらない
・薬浴は一切ナシ
・付着糸?別に付いてても良いじゃん
と、言う感じでほぼ何もしませんでした。(笑)
水草ごと採卵する
一部の卵を除き、採卵は水草ごと行いました。卵の付いている水草を、別の水槽に移動させるのです。
親メダカの方を移動させ、そのまま放置……という手法もやりました。
ひとつひとつの卵をじっくり見たわけではないし、衛生的に気を使った覚えもありませんが、結果としては稚魚パラダイス!!
下手にあれこれと手を加える方が、上手く行かないことを実感しました。
稚魚のエサやり
孵化した後の対応も、初年度と今とでは全然違います。
初飼育は慎重
初年度はそりゃもう気を使いまくり!!エサの回数を気にしてみたり、きちんと食べているのかを観察したり……。
すっごい過保護でした。
現在は完全放置
――放任主義ならぬ単なる放置
それが今の稚魚飼育です。親メダカが作った飼育水+ミジンコで、ほとんどエサもやらずにほったらかし。
飼い主からロクにエサも与えられない稚魚たち。果たして、どうなって行ったのか……?!
何事もなく、大きくなっていました。
環境さえ整えてあげれば、放って置いても大丈夫ですよ。
↑青幹之稚魚の周囲にはタマ子の姿が。彼は此処で狩りをしていました。
飼育初心者だった時からしたら、今の稚魚飼育は考えられません。特にエサもやらず、ただ放ってあるのですから。
死ぬ個体が皆無なわけではないのですが、すごく多いわけでも無く。孵化に関してもそう。
放って置いても、余程劣悪な(もしくは、バクテリアも繁殖出来ない綺麗過ぎる)環境では無い限り、メダカは育つのです。
寧ろ、孵化・稚魚育成が上手く行かない時程、環境を整えた放置プレイ(産卵床ごとの採卵+親メダカの飼育水)を実践してもらいたいくらい。下手にヒトが介入した時より、良い結果になると思います。
おわりに
今回は里山がいかにずさんな稚魚飼育をしているかを記事にしました。
初心者の方は絶対にマネしないで下さい!!色々と試行錯誤した方が、良い勉強になるからね。