タヌキモはミジンコを食べるのか?ピッチピチのタマミジンコとタヌキモを一緒にしてみたよ。

タマ子育成中、里山です。

――タヌキモは本当にタマ子を食べるのか?

稚魚用プラケースから間引いたタマ子たちを使い、タヌキモを観察してみることにしました。

適当な容器にタマ子を数匹入れ、三色ラメたちの水槽からタヌキモを少々拝借。観察すること約10分。

「……都合よく捕食シーン見れるわけないやん。」

フッと現実に気付いた里山は、観察容器をそのまま放置。とりあえずタヌキモについて調べてみることにしました。

タヌキモとは

タヌキモは池や沼などの水中に浮遊する、多年生の食虫植物です。

タヌキモ属(Utricularia) ※時に和名のタヌキモでなく、学名のウトリクラリアと呼ばれることがある

・シソ目タヌキモ科に分類される植物の一属

・水生植物と地生植物で構成されており、南極を除く世界中の淡水湖沼や湿地に生息している

タヌキモ科は全て食虫植物であり、補虫嚢を持っている

・水生種はより大きな捕虫嚢を持っており、オタマジャクシやミジンコなどを捕食する

和名であるタヌキモは、全体が狸の尻尾のように見えることから付けられたそうです。

食虫植物は被子植物全体の1%未満。そのおよそ半分がタヌキモ属だというのだから、何だかスゴイ感じがします。

開閉する口と水圧

捕虫嚢の入り口は内側開きになっており、普段は閉じられています。内部の水は常に排出されており、外部環境より水圧は低く保たれています。

入り口の部分には毛があり、これがセンサー代わりです。

毛に何かが触れると、その刺激が伝わり、入り口に僅かな隙間が出来るようになっているのです。

隙間が生じたことで、内外の水圧の差により、捕虫嚢の中には勢い良く水が流れ込みます。(高い方から低い方へと流れます。)

この時、入り口は大きく開きますから、毛に触れた獲物は当然水ごと中へ。

捕虫嚢に水が入り込み、内外の水圧差が無くなったところで入り口は再び閉じられます。捕獲完了ですね。

タヌキモの捕食が見たい

どのような植物か調べたことで、タヌキモがどのようにエサを捕るのかがわかりました。早速タマ子で再チャレンジしてみることに。

――が、しかし

肉眼では捕虫嚢の開閉も見えない上に、ドンピシャでタマ子を毛に触れさせられることが出来るわけもなく……。

結局、色んな意味で失敗し、生で捕食シーンを見ることは出来ませんでした。(タヌキモに絡まっているタマ子は見れました。)

困った時はweb

webで調べていたところ、タヌキモの動画を発見しました。やっぱり困った時はwebだね~。頼り過ぎはダメだけど、とっても便利です。

URLを貼っておきますので、動画を見たい方はそちらからどうぞ。

→ タヌキモ 捕虫の瞬間

蓋(捕虫嚢の入り口)の開閉を見た時、列車などのトイレに似ているな~と思いました。吸い込むもの吸い込んだらパクンって閉じるアレね。内開きだし。(例えが汚くてスイマセン!)

おわりに

調べていて、とても面白い植物だなと思いました。手に入れる機会があったら、是非観察してみて下さい。

おまけ

タヌキモ観察中に交尾中らしきタマ子たちを発見。上に乗っている小さい方がオスと思われます。

タマ子自体が小さいので、じっくり見てないと気付けません。タヌキモ観察の思わぬ副産物(?)でした。