冬もミジンコ生活を満喫中の里山です。
保存しておいたタマミジンコの休眠卵に水を注ぎ、加温すること3日。見事、孵化を確認することが出来ました!
自作のミジンコ土だったので、かなり嬉しいです。
土から孵化したミジンコ
休眠卵を採取したのは1月中旬です。乾燥した土の中に入れておくこと約2週間。一切の水分は与えず、温度管理もせず、ただ部屋の片隅に放置しているだけの状態でした。
メダカの採卵に合わせ、「ついでにミジンコも孵化させてみるか」と思い、今回の運びとなりました。
土に水を注ぐ
カルキ抜きした水を土に注ぎ、あとは加温して放置しておきました。
加温の温度設定はメダカと共通の26℃です。これは加温水槽の都合上のことで、この温度が最適というわけではありません。ストライクゾーンではありますが、もう2℃~3℃低い方がミジンコには過ごし易い環境では無いかと思います。
変化が現れる
土がカラカラに乾燥しており、なかなか水を吸ってくれませんでした。数日たっても水面には浮遊物が浮いたまま。瓶を揺らすとふわ~っと細かな土粒が沈んで行くような状態でした。
ですから、最初に孵化したミジンコを発見した時は、「ゴミ」だと思っていました。
――なかなか孵化しないな、失敗か?
そう思った時です。ゴミだと思っていたモノが、ピピッと動きました。見覚えのある動きです。
「もしかして?!」と、今一度目を凝らしてしっかりと見てみると、そこには孵化したミジンコの姿がありました。(カメラの限界で、しっかりと写せませんでした。)
角度を変えて見ると、2匹泳いでるのが確認出来ました。同じ卵鞘から産まれた姉妹ではないかと思いました。
感激の瞬間
以前、タマミジンコの土をプレゼントした読者さんから孵化の報告を受けました。
わざわざメールくれるくらいだから、余程嬉しかったんだろうなと。今回のことで、「こういう気持ちだったんか」とわかった気がします。
これ、本当に嬉しいというか、感激しますね。蒔いた種から芽が出た時みたい。やはりミジンコの卵と植物の種は、何処か似ていますね。
孵化後の生育
土から孵化したミジンコは、しばし放置です。残っている休眠卵が孵化するかも知れませんし、環境を移してしまえば他のミジンコと同じ扱いになってしまいますからね。
このまま様子を見て、成長(繁殖)の度合いに応じ、対応して行きたいと思います。
おわりに
その内にミジンコ(ダフニア)やオオミジンコなども入手し、休眠卵の保存・孵化に挑戦していく予定です。
今回のように上手く行くでしょうか?