幸せになれる不思議な呪文、それはミジンコ……などと吹聴する里山です。
今年初めてメダカの卵を送るという経験をさせてもらったのですが、引き取り先のお家で無事にチビたちが誕生したとの報告がありました。
途中でカビが生えてしまったり、寒暖差で思うように孵化しなかったり……と、それなりの困難があったようですが、少数でも生まれてくれてホッとしています。
さて、里山宅のメダカの卵はと言えば、未だ1匹も孵化していません。
今年は自分のための採卵を後回しにしたこと、それに加えて4月特有の寒暖差ミジンコと戯れ過ぎたことが主な原因です。(特に最後のやつ。現在進行形w)
孵化はせずとも卵の変化は日々観察しています。今日はMIXメダカの卵と極ブラックその後。卵管理の水についてアレコレ。
親メダカの作った水で飼う
MIXメダカたちの交配はプラケースで行いました。卵を産んでもらったら、親は元の水槽へ。残った飼育水でそのまま卵を孵化させる作戦です。
去年の夏に「来年やってみよう」と考えていたことを実行に移しました。
水カビの心配は?
水道水を使わない卵管理でも、別にカビは生えないんですよ?
カビが生えてしまう卵は……
・未受精の無精卵だった
・寒暖差などの外部的要因で、発生途中で死んでしまった
・先天的な問題(遺伝子など)で途中まで発生したが、死んだ
・自然淘汰で弱い個体が死んだ
の何れかではないかな?と思います。
ヒトが人為的に介入しないと死ぬ卵って、自然界に存在していないんじゃないかな。普通であれば、メダカの卵は小川の水草に産み付けられて、時が来たら勝手に孵化するわけで。
飼育環境と野生はもちろん違いますが、手を出すのは程ほどで良いんじゃないかなと思います。
↑卵の中に目が見えています。
親メダカたちが泳いだ後の汚い緑水の、これまたきったない水草に産み付けられた卵にも水カビは生えていません。
生える時は胚が弱ったり、死んだりした時です。水カビが卵を死に至らしめるわけではありません。
注意するのは薬使用後
最初メチレンブルーや水道水などで管理していた卵を、途中から飼育水に移す際は気を付けた方が良いかも知れないです。
里山が今年の冬に星河の卵をメチレンブルーから飼育水に引越しさせた時のことです。
けっこうな確率でカビが生え、ダメになってしまいました。
移し替えて数日は何とも無かったのに、あれよあれよとカビが生え、発生途中で大半が死んでしまったのです。
何度か試みたわけではありませんから、統計などもちろん取っていません。
その時は、「綺麗過ぎる環境から雑菌や他の生物が一杯の場所に移されたら、個体同様卵も適応出来ないんだ」と思いました。
稚魚の孵化環境はめちゃくちゃ大事です。
カルキ抜きした水で
極ブラックの卵は、カルキ抜きした水で管理しています。
こちらは何か意図があって云々ということではなく、最初に用意した水がメダカたちの足し水だったというだけです。
水道水を使う意味
――雑菌の繁殖を抑えるため、カルキ抜きしていない水道水で管理する
メダカの卵管理に水道水が推奨される理由です。普段は邪魔者扱いのカルキを、逆に利用するパターンですね。
ですが、別にカルキ抜きした水でも卵は死にません。カビも生えません。
ここ数日は水換えもロクにせず放置ですが、な~んも生えないよ?それより、胚の姿がはっきりして来たことにはしゃいでます。
webの情報を鵜呑みにせず、何でも自分で試してみる(調べてみる)ものだなと、つくづく思いました。
おわりに
MIXメダカの卵を管理しているプラケースには、既にミジンコ様たちが放たれています。タマ子とダフニアさんの両方が入っているのですが、勝手に増殖しています。
チビたちが生まれて来たら、「セルフでどうぞ」と里山は飼育をサボる!……というのは嘘ですが、生まれた時から既にミジンコ様がいる環境というのも良いんじゃないかな?と思うのです。
早く生まれないかな。
コメント
里山さんこんにちは(*゚∀゚*)!
私が買ったメダカの卵は、同じくメチレンブルーの中で1匹元気に泳いでいました!!徐々にメチレンブルーを薄めて、今も元気に過ごしています!生体もホームセンターでブクブク育ちの子とは違って全然強いですね!感動しました!!
暖かい3階の部屋に置いて、タマ子を投入し、ちょっとずつ産まれてきました!産まれながらの共同生活(・∀・)!
そして、我が家もふたつの容器で屋外タマ子の飼育にチャレンジしていました!
かなり汚い方の飼育水にタマ子大繁殖でちょっと驚きです(((;゚;Д;゚;)))笑
ゆかさんへ
コメント有り難うございます!
タマ子とチビの共同生活、良いですよね~。いつの間にかタマ子が消えて行くんですが……。その分チビがね、大きくなってね。(苦笑)
それにしても、ゆかさんもうすっかりタマ子マスターですね。飼育が上手で感心します。