タマ子に心からの忠誠を誓っている里山です。(※病気)
ヒレナガニアンの水槽が緑化してしまったのは、前回記事の通り。
鑑賞魚用の水槽としては「失敗」です。水が濁ってしまっては、肝心の魚を見ることが出来ません。透き通った水を望むのであれば、完全に失敗。
ですが、実を言うと里山にとってはOKな感じでした。
だって、緑水ってメダカにとっては良い環境じゃないですか?白濁りが気になりましたが、こちらも何れ解決すると思います。何よりも、この緑に濁った水槽を目の前にした時、里山は思ったのです。
――ここにタマ子の帝国が出来るんじゃ……?!
もうね、大興奮!!(笑)朝から早速作業に取り掛かりました。
ミジンコとメダカ
ミジンコを目の前にした時のメダカの食い付きっぷりはスゴイ!人工餌なんて比じゃありません。とにかくミジンコを食う!食う!!食う!!!
そんな光景を見てしまうと、飼育者としては常にミジンコを与えてあげたい気分になります。
ですが、そうも行かないのです。
あくまで里山の場合ですが、寒くなると、夏のように簡単にミジンコが繁殖しなくなります。エサを変えたり、環境を変えたりと、部屋の片隅が実験室のようになります。
加温してあげれば済むことなのですが、メダカと重複されると設備的にも金銭的にも痛い……。
今回の緑化した室内水槽は、里山にとっては大ラッキーでした。
緑水+加温でミジンコ飼育
メダカが泳いだ水(緑水)でミジンコがよく繁殖してくれることは、夏に経験済みです。
この状況がヒレナガニアンの水槽で再現出来るのではないか、そう思いました。26℃で管理された水、メダカたちが常に肥やす水。最高です。
早速、タマ子を派遣してみることにしました。
ペットボトル大活躍
普通にタマ子を放てば、即座にメダカたちに食われてしまいます。この状態を回避しつつ、且つ、水槽内でタマ子を一定数に増やせる仕掛けが必要でした。
最初に候補にあがったのは、星河の飼育でお世話になった網。
しかし、すぐに却下されました。理由は汚れ易いことと、タマ子が引っ掛かる恐れがあったことです。ミジンコたちはよく網に絡まるのです。
内部がつるつるで安価で手に入って、汚れたら交換が出来て……と考えて、行き着いた先はペットボトルでした。
ミジンコの溜まる位置を見極めろ
ただ水を入れたペットボトルを沈めておくだけではダメです。水槽内の水が出入りしないからです。水が通る穴を開ける必要があります。
しかし、穴の大きさや空け所を間違ってしまうと、中のタマ子が全て流出してしまいます。少量なら構わないのですが、全て出てしまっては意味がありません。
今まで観察して来た経験からして、タマ子は上か下か、どちらかに溜まっていることが多いです。中間層では遊泳していることが主。となれば、穴を開けるのは中間です。
ペットボトルの中間に適当に穴を空け、ヒレナガニアンの水槽に沈めました。そこにタマ子を投入、結果は……???
おわりに
仕掛けを作ったのは朝でした。仕事から帰宅してすぐに様子を見に行きましたが、穴開きボトル内でタマ子は元気に遊泳していました。上手く繁殖出来そうな予感。
面白かったのはメダカたち!
ボトル内にタマ子(エサ)がいるのはわかっていても、手出しが出来ません。いつもは隠れて出て来ないメダカたちが、ボトルの周囲から離れずくるくるしていました。
メダカたちの行動に、思わず笑みが浮かびます。この仕掛け、めちゃ楽しい!!
有難うございます!
前回の記事を投稿してすぐ、一人の読者さんが室内水槽の濾過に関する情報を提供して下さいました。とても良い方法と思いましたので、後日記事にしたいと思います。
情報提供してくれた読者さんに感謝感謝!