収れん火災に気をつけて!ペットボトルでとんでもアッチ?!火の用心

メダカ大好き里山です。

メダカ水槽の足し水を汲み置きする時、ペットボトルを使うと便利ですよね。使いたい量を注ぐだけ、バケツみたいにザバっと勢い良く水が入り過ぎることもありません。

ですが、予期せぬデメリット(?)があるのをご存知ですか?

溶けた発泡スチロール、置かれたペットボトル

写真は昨年の夏、収れんにより溶けたと思われる発泡スチロールの蓋です。

この蓋は日除け代わりにメダカ水槽の上部に置いてありました。空のペットボトルに水を入れて重石代わりにし、蓋を固定していました。

その日の天候は快晴。暑い中、農場(職場)で汗をダラダラかきながら、帰ったらメダカの卵を取らないとなと呑気に考えていました。

そして仕事が終わり帰宅。ベランダに出て水槽を確認すれば、日除けに使っていた蓋には熱で溶けた後が。

何でだろう?と思った瞬間、ふっと過去にテレビで聞いた事柄が浮かび上がりました。ペットボトルがレンズの役目を果たし、火災に繋がる恐れが云々……。

思わずゾッとしました。

溶けた場所はペットボトルの首部分の下辺りです。ちょうどカーブがかっていて、光が集まる場所でした。もし、この近くに可燃性の物があったら、どうなっていたことか。

すぐに重石代わりのペットボトルは撤去、汲み置き用のペットボトルも位置を移動させたのは言うまでもありません。

収れんとは何か

収斂(しゅうれん)

複数の物が互いに異なる性質・指標などを持っている状況から変更・移行を起こし、同質化・同等化・相似化(互いの性質等の差を無くす方向)が進むこと。散布的に位置していた複数の物を一箇所に集める(集まっていく)こと。

ウィキペディアより引用

物理学(光学)においては、光が一点に集まることを表す用語。

凸レンズや何らかの物質により光が反射または屈折し、一点に集中することを収れんと言います。

収れん火災とは

収れんにより集められた熱が蓄積し、火災に至ったものです。簡単に言えば、虫眼鏡で紙に焦げ目を作るのと同じ原理で起きた火災のことです。

この虫眼鏡の役目になるものが、水の入ったペットボトル、金魚鉢、ガラス面に着いた吸盤などと様々。何気ない物がレンズとなり火災に繋がるため、日常に潜む危険とも言えます。

収れんが原因の火災は極稀なようですが、起こらない訳ではありません。(参考:消防防災科学センター

水の汲み置きにペットボトルを使用する場合、周囲の状況をよく確認してから置くようにして下さい。

おわりに

収れんによる火災について知ったのは、何かのテレビ番組でした。防災を促す番組内容だったと思います。知ってて良かった~。知らなかったら、多分そのままスルーしていたと思います。

太陽の角度の関係で夏より冬の方が危険度が高いとのことですが、季節に関係なく、ペットボトルの側に可燃性の物を置かないことが一番です。

ペットボトルに汲んだ水は、蓋さえ開けておけば半日~1日でカルキが抜けてしまいます。ずっと直射日光に当て続ける必要はありません。

大惨事にならなくとも、メダカ飼育者ならではの別の危険もあります。

収れんで発泡スチロール水槽の一部が溶け、水が漏れでもしたら、間違いなく中の生体は全滅します。

夏は水の蒸発が激しくなるので、汲み置いた水も多めに欲しいところ。ペットボトルを利用する際は、くれぐれもお気をつけ下さい。