若干寝不足気味な里山です。
本日3月21日は春分の日です。「自然をたたえ、生物をいつくしむ」ことを趣旨とした祝日なのだそうです。
里山は相変わらずで、趣旨云々抜きでメダカとミジンコと遊んでいるのですが。(笑)
日の出と日の入を見てみたところ、日の出は5:54:49で日の入は18:04:26(の予定)となっていました。そう、この頃になると既に昼が(若干ですが)長いのです。
メダカが抱卵したことからもわかりますね。
視覚的な変化
春先に現れるメダカの変化には幾つかあります。ヒトの目から見てわかる変化は、以下の項目では無いかな?と思います。
・オスの婚姻色
・メスの腹部の膨らみ
・オスがメスを見上げる、追いかける
婚姻色が浮かび上がる
オスの背ビレや尻ビレに、メスには見られない独特な色が見えるようになります。
幹之を観察してみたところ、オスのヒレがやたらキラキラと目立ち始めたように感じました。「これが婚姻色なのかな?」と。
うまく写真に収められませんでしたが、極ブラックのオスもヒレがキラキラと目立つようになっていました。
ぽっちゃりなメス
冬眠明けにどれだけ栄養補給出来たかにもよりますが、繁殖期のメスの腹部はとってもふくよかです。胸をせり出すような太り方ではなく、下腹部がぽちゃっとしています。
卵巣が成熟している証拠です。
オスの行動の変化
繁殖期のオスたちは、やたらメスを意識している様子です。追い回したり、下から見上げたりと、秋冬には見られなかった行動がチラホラ。
オスがメスを下から見上げるのは、生殖隆起を見るためです。
スケベ心全開ですね。(笑)
内部的な変化
パッと見た感だけでなく、メダカの内部でも様々な変化が起きます。
・光の感受性変化
・生殖器官の成熟
・ホルモンの分泌
光の感受性
先ず光に対する感受性が変化します。
冬の間は低く抑えられていた光への感受性が、春は段々と高くなって行くのです。これにより相手の婚姻色をよく見ることが出来ます。
生殖器官が成熟して来る
各々の生殖器官が熟して来ます。メスは腹部が張ってくるので、視覚的にもよくわかるようになって来ます。(前述の項目を参考に)
ホルモン分泌量
日照時間の変化により、メラトニンの分泌が低減。逆にゴナドトロピンや成長ホルモンの分泌が促進されます。
小さいまま越冬したメダカは再び成長し始め、成魚は雌雄ともに繁殖の出来る状態へとなって行きます。
おわりに
内外の変化は互いに影響しあっています。目に見える変化を捉えつつ、目に見えない変化に想像力を働かせて観察してみて下さい。楽しいですよ。