植物が徒長する原因は何だろう?縦に伸びだしたホテイアオイと育成環境。

メダカと触れ合うのが日課の里山です。

加温水槽内に浮かべているホテイアオイが徒長し始めました。葉が縦に伸びだしていたので「もしかしたら徒長かな?」とは思っていたのですが。

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原因はまま、前回記事で述べている「光量不足」でしょう。水温が十分にあるのに、成長に必要な光が足りていませんからね。安物のお飾りLEDでは、やはり日光には敵いません。

今回は植物の徒長に関して書いていきます。

徒長とは何か

徒長とは植物の節間が間伸びし、ひょろひょろと細長くなった状態を指します。

正常に成長した植物は伸長成長だけでなく、茎も太くなりしっかりとしてくるのですが、徒長した植物はただ長いだけで、とても頼りない姿をしています。

全体的に弱い

正常発育した植物と比べ病弱であり、害虫に対する抵抗力も低くなります。環境変化にも弱く、花が咲かない、果実が実らないといった症状も見られます。

――野菜は実らず、花は咲かず

加えて、どちらも見た目が恰好悪いです。観賞用の植物にとって徒長は致命的ではないでしょうか?

一旦徒長した部分は元に戻りません。その部分をピンチし、新芽に期待するしか無いのです。

室内でびろんびろんになってしまったセダムなどは、ばっさりとピンチですね。環境さえ整えてあげれば、新しく伸びてくる芽は綺麗に育ちます。

対策を取るためには原因究明が必須ですね。次いで徒長の原因を見ていきます。

徒長する原因は何か

徒長の原因はいくつかあります。

ウィキペディアでは「高温、弱光、多湿、多窒素条件下」とありました。

他、webで拾えた情報でも似たようなものです。光、水、土、風という植物の成長に関する何かに問題があると徒長してしまうようです。

光の不足した植物

実際に植物を相手にする現場で働いていますが、里山は「光」が一番の徒長原因と思います。

十分な光が与えられない植物は、上へ向かってひょろひょろと伸びて行きます。日の光を求めて伸びて行くのです。

密集した状態で植物を育てると、十分な光があっても徒長します。周囲の植物の葉が影を作るので、「もっと光を浴びたいよ」と植物が伸びて行くからです。

徒長していない良い苗を育てようとするなら、スペーシングは必要不可欠ですね。密集させておくと、すぐに爆発してしまいます。

水のやり過ぎで節間が伸びる

あまり水をやり過ぎると、節間(枝と枝の間)が間伸びしてしまいます。ここに光不足が加わると、更に徒長が加速します。

窒素肥料のやり過ぎ

肥料の三大栄養素は「窒素、リン酸、カリウム」です。各栄養素はそれぞれ影響を与える場所が違います。

・窒素は「葉肥」と言われ、茎や葉の形成に必要

・リン酸は「花肥」と言われ、花や実の形成に必要

・カリウムは「根肥」と言われ、根の形成に必要

ざっくりとですが、上記のように分かれます。葉肥と言われる窒素をやり過ぎると、背ばかり高くなってしまいます。(余談ですが、おっさん曰く、「バカね」と覚えるそうです。)

細かく見ていくと他にもあるようですが、主だったものは以上です。

植物にもホルモンがある?

置かれた環境によっては、植物ホルモンの分泌に影響が出ることも。それに伴い、成長に偏りが出ることもあるようです。(→参考:植物ホルモンとは

室内は暗い

――LEDの光が植物の必要量に達していない

これが里山宅のホテイアオイの徒長の原因です。

水温が夏と同じくらいなのに、光は冬並み。光を求め、葉は上に伸びて行くしかありません。LEDをつけていても、植物にとって室内は暗い場所なのです。

縦に伸びた結果、ホテイアオイの丸い葉柄がラッキョウのようになってしまいました。

屋外に置いてあるものは、葉の色こそ汚いですが、葉柄は丸く、姿は可愛らしいままです。

おわりに

メダカの世界ばかりでなく、共に暮らす水草の世界も面白いですよ。

今回は単なる徒長ですが、土に根を張らせると、ホテイアオイの葉は姿を変えます。浮き袋(葉柄の膨らみ)が無くなり、すっとした縦長な葉になるのです。