植物に光は無くてはならないと思った出来事―アナカリスとイソギンチャクと青い光。

メダカとの触れ合いに忙しい里山です。

昨年エビをあげたエビ女のお宅に訪問する機会がありました。

エビちゃんの人気振りに驚いている里山です。 ふらふら~っと会社敷地内にエビちゃんを捕獲しに行ってるのは、過去記事の通り...

嫁に行ったエビは全部で5匹。内、3匹は死んでしまったとのこと。残った2匹はその環境のせいか、透明と言うよりも白濁した色をしていました。(光不足?ストレス?)

エビはさておき、何よりも目を惹いたのはアナカリスです。

あげた時は、適当に5センチくらいに切ったアナカリスを数本突っ込んでおいただけだったのですが……!?

徒長しているのか

エビがいるかと覗き込んだ中程度のジャム瓶の中には、グルグルととぐろを巻くアナカリス。その僅かな隙間でエビたちがエサをつまつましていました。

さすがにエビが可哀想だったので、アナカリスを一部間引くことに。

だが、しかし――

「何でこんなに育ったの?!」

途切れることなくにゅるんと伸びたアナカリスの姿に、聞かずにはいられませんでした。

日当たりが悪い場所

エビ女がエビを置いているのは、部屋のほぼ中央に位置する場所でした。部屋の明かりを落とすと、昼でも薄暗い(明るい日影)所です。

一緒に入っていたアオウキクサが早々に枯れてしまったことから、植物にとっては光量が少ない場所であるとわかります。

よくよく話を聞いてみると、アナカリスも枯れそうだったとか云々。

それが持ち直し、ここまで伸びた理由はすぐ傍にありました。

海水魚用の水槽

エビの入った瓶の横には、海水魚用の水槽が置かれていました。アネモネさん(クラウンアネモネフィッシュ)を飼育しているとのことです。

水槽は青っぽいような紫っぽいような光で照らされていました。

何でも、アネモネさんのために用意したライブロック(小さな生物が付着している、海中で採取した岩)に付いていたイソギンチャクを大きくするための照明なのだとか。

この照明に取り替えたのが、約2ヶ月前。

それからなのか何なのか、アナカリスが成長を始めたとの話でした。

イソギンチャクと水草

イソギンチャクも水草も、どちらも成長に光を欲します。ただし、必要とする光の質(波長)が違います。

植物が光合成で使うのはクロロフィルです。約400nm~500nmの青い光と、約600nm~700nmの赤い光の領域に特徴的な吸収帯を持っています。

植物が光合成を効率良く行うには、赤と青の光が必要ということです。また、青と赤では植物に与える影響が異なります。

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イソギンチャクの場合、光を必要とするのは体内の褐虫藻です。この褐虫藻の行う光合成において、最も重要となるのが約400nm~500nmの青い光です。

それぞれ光合成で必要とする波長が違います。光さえ当てておけばそれで良いというわけでは無いのです。

徒長、色素の抜け

改めてアナカリスを見てみます。

節間の間延び、色抜けが目立ちますね。一応光はもらっているものの、不足状態と言えます。

確かにジャム瓶の中でぐるんぐるんと巻くくらい長くなっているのですが、健康的に成長しているとは言えません。

これだけ伸びているのに、脇芽もチラホラとしか見当たりませんでした。

おわりに

植物にとってどれだけ光が重要かを目の当たりにした出来事でした。

里山宅でもLEDのもとアナカリスが水槽内を漂っていますが、あんなにニュルニュルとした姿には程遠い……。

一部切れ端をもらって来ました。環境が変わると成長の仕方も変わるかを観察することにしたのです。さて、どうなるのやら。