ただメダカを見ているだけで、幸福感で一杯になれる里山です。
先日、水槽の掃除&メダカの引越しをしました。
この時に勉強になったと感じたことを、数日に渡って個別記事に書いていくこととします。後でまとめて読めるように、「水槽掃除で学べ」というタグを付けて置きますね。
第一弾の今回は使用していた水槽に関して、アレコレ書いていきます。
復活を避けるために
片付けた元コスモ水槽は、エビちゃん投入と同時にスネールが湧いてしまった水槽でした。
スネールがいた水槽は、洗浄後、充分な空白期間を置いてから使用を再開するようにしています。
短時間の乾燥のみですと、もし取りこぼしていたスネールがいた場合、水槽に水を張った瞬間に復活してしまうからです。
綺麗に洗ったとしても油断は禁物、充分に乾燥させてから使います。
卵が見えない容器
発泡スチロール製の容器は、水槽壁についた卵が非常に見つけ難いです。ほぼ見えません。洗い落としている可能性が高いです。
大概の場合、卵というものは外部の悪条件から中を守るような構造になっています。スネールの卵がどの程度の耐久性を持っているかは知りませんが、ちょっと乾燥させただけで死滅させられるとは思えません。
乾燥期間を長くすることで、その不安を拭い去ります。
ミジンコの卵を思う
卵の耐久性でぱっと思い浮かぶのがミジンコ様です。
ミジンコ様の卵は乾燥にも低温にも耐え、まるで植物の種のように、じっと孵化するタイミングを待っています。
こういった生物の例があるので、スネールの場合も軽くは考えられないのです。
洗う時は全面に触れる
汚れた水槽は、柔らかいスポンジなどで内部を徹底して洗います。大切なのは水槽壁、底と、水と接触する部分全てを擦っておくことです。
全ての面を擦ることにより、見えない卵や稚貝を取り除く作戦です。
藻が繁殖している水槽の場合、逆にそれが目印になって水槽掃除がし易く感じます。緑が剥がれ下地の色が見えたら、きちんと洗えている証拠ですからね。
発泡容器は痕跡が残る
表面がツルツルした容器と違い、砂や土を使用すると細かな粒子が隙間に入り若干汚くなります。藻が生えた場合も、その痕が残ります。
一般的な発泡容器とメダカ専用の発泡容器とでは硬さ、表面の滑らかさに差がありますが、使い古せばどちらも似たような汚れ方をします。
お金を出して商品を購入するか、タダで貰った廃棄物を再利用するかは飼い主次第です。
擦り過ぎに注意
汚いからとゴシゴシと擦り過ぎると、早くに容器が傷みます。部分的に傷が入ることもあります。
表面が削れ、細かいクズが出るようになってしまったら、その容器は潔く捨てましょう。メダカが誤ってクズを食べてしまうと、消化も排泄も出来ずお腹を壊します。
使用したスポンジは
水槽掃除に使ったスポンジは天日干しで殺菌&乾燥させます。
絶対にスネールを移したくないというのであれば、水槽ごとにスポンジを変えます。(勿体無いですが、1回1回使い捨てです。)
そこまで神経質にならなくても良いと思うのですが、気になるなら使い捨てが一番です。
強敵の潜む……
ベランダに水槽を置く時に注意する、重要な項目があります。
水槽の底(下)です。
きちんと対策をしておかないと、スネール以上の強敵であるG(ゴキブリの意。文字すら気持ち悪いのでGとします)を繁殖させる結果になります。
隙間は暖かい
家の中に潜んでいるイメージのGですが、実は屋外に多い生物です。
ベランダは彼らの侵入経路の1つです。そして、住処ともなりうる場所です。植木鉢の下や排水口付近、屋外水槽の隙間などに彼らは住み着きます。
特に秋から冬にかけては要注意です。上記の場所は彼らに水分を提供するだけではなく、温もりも提供する場となるのです。
――水槽置いてから、やたらとGを見る気がする
そう思ったら、薬剤を設置する、水槽の置き方を工夫する、ハッカ水を撒くなどのG対策を!
チビGと亡骸
水槽をどかした瞬間、チビGを見つけてしまいました。もう一箇所別の場所では薬剤を食べてお亡くなりになったGの姿も……。
対策を強化せねばなりませんね。(泣)