タマ子のプリケツに心を奪われた里山です。
室内のメダカ水槽が良い感じで汚れて来ました。気になっていた茶色汚れが無くなり、緑色のもの(藻)が増えて来たので放置を決定。中が見えないと観察出来ないので壁面を少し掃除し、後は様子を見ています。
それにしても、藻。すごいです。
アオミドロか何かと思しき細長いものがゆら~っとしています。普通はお掃除したくなる状況なのでしょうが……。
藻の生え始め
室内水槽は初期の段階では緑化していました。
しばらくすると緑化は無くなりました。フィルターが相当頑張った様で、濾過綿が緑色になりました。
水が透明になり始めると、今度は茶色い汚れが目立つようになりました。
この茶色は良くないなと感じました。カビか垢かよくわかりませんが、藻のような植物系の何かでは無いと思ったからです。本当の「汚れ」です。部分的に汚れの酷い部分だけを掃除し、放っておいたら今度は緑色のものが増えて来ました。
よく見ると、細長い糸状のものが揺れていました。アオミドロと思われます。
藻をどう見ているか
藻は何処にでも生えます。今までも何度かお目にかかっています。
問題は、その「見方」です。
里山はアオミドロを始め、藻を悪者のように思っていました。藻なんか生えてない、クリーンな水槽の方が良いと思っていたので、どうやって藻を始末するかばかりを考えていました。水槽が汚くなるのはもちろん、小さな生物は絡まりますし、状態によってはメダカも絡まってしまうからです。
しかし、最近はそう思わなくなりました。
必要だから生える
藻が行っているのは、水中の余分な栄養の吸収です。
自然環境においては、ひとところに数多くの生物が存在し、互いの役割を守って共存し合っています。単一の生物が爆発的に増えることもなく、バランス良く物質が循環しています。
水槽のような環境では、生物の数が極端に少ない上に、かなり偏っています。
里山の室内水槽を見てもそうです。メダカが少数に小さなバナナプラントが1株、ミジンコ少々。それ以外、何もありません。とても偏った環境と言えます。
藻が繁殖し始めたのは、水質のバランスを保つためだと思いました。
気を付けないといけないのは、競争相手がいないことです。どうしても増え過ぎてしまいます。ここをコントロールしていけば、上手に付き合って行けそうです。
おわりに
藻が発生するのは、富栄養化した水と光が主な原因です。この点は何も変わっていません。
変わったのは里山の視点です。
水槽に現れる様々な生物は、意味があって存在しています。水の中の状況を自らの存在で視覚化し、こちらに伝えています。
その視点に立ったら、悪者扱いしていた藻たちが素晴らしい存在に思えました。