水槽にケンミジンコが発生?疑惑の影の正体を突き止めるべく買った図鑑には、その名がありませんでした。(泣)

室内でミジンコを捕まえた里山です。

昨年の夏、水槽にわいた正体不明の影。

駆け出し寄生虫ウォッチャー(?)の里山です。 里山宅の愛すべきコスモメダカたちに寄生虫が付いている疑いがあると、昨日の...

これと同じものを稚エビ容器で発見しました。すぐに捕獲し写真撮影。

ただ、姿がわかっても名無しでは調べようも無く。FBに「これが何かわかる人います?」と友達登録者に問うたところ、「ケンミジンコではないか」というお返事がありました。

里山宅のミジンコはタマ子のみ、何処からケンちゃんが?昨夏のエビ捕獲でくっ付いて来た個体が、休眠卵でも残していたのでしょうか?

ともあれ、チョウ(ウオジラミ)で無ければ問題無し。

ケンミジンコという生物について調べてみることにしました。

ミジンコか否か

ミジンコという生物そのものについて詳しく知りたいと思っていたので、良い機会だと専門書を購入しました。

早速「ケンミジンコ」を目次で探すことに。

「……載ってなくない?」

和名、学名、どちらで調べても載っていません。ケンミジンコの属するカイアシ亜目という項目すら見つけられませんでした。

――日本産のミジンコを網羅した図鑑に、何故名が無い?!

何じゃこりゃ?と結局webで検索、何故ミジンコ図鑑に名が無いかがわかりました。

ミジンコの遠縁

カイミジンコやケンミジンコはミジンコの遠縁にあたる生物です。ミジンコという狭義の仲間ではなく、広義の「プランクトン」に分類されているようでした。

成程、ミジンコ図鑑に名が無いわけです。……せっかくの専門書が今回は全く役に立たなかった。

ケンミジンコとは

ケンミジンコ(学名:Cyclopus)

・節足動物門甲殻綱カイアシ亜綱に属する動物

・キクロプス属のもの、またはキクロプス目に属するもの、さらに広義にはカイアシ類の別称

・名はギリシャ神話に出て来る一つ目の巨人に由来

動きはとても素早いです。タマミジンコのように泳いでいる感は無く、水槽壁を走るような直線的な動きをします。

より詳細が知りたい方は、淡水プランクトンのページさん(→該当ページ)へどうぞ。様々なプランクトンの情報が写真付きで掲載されており、とても参考になります。

捕獲してみた

捕獲し、タマミジンコとは別容器で管理してみることにしました。

今回捕まえたのは卵を持っている(であろう)個体です。体から2つぶら下がっているのが卵ですね。

卵の付いていない状態と卵を持っている状態とでは見た目が違い、見慣れていないと別々の生物に見えます。

エサはどうする?

ケンミジンコ専用にエサを準備したりはしません。稚エビ容器でタマミジンコたちと一緒に暮らしていたことから、同じ飼育水で放っておけば良いかなと考えました。

増えるか、或いは死んでしまうのか?ちょっとわからないですね。

コメント

  1. hidewon より:

    ひで魚です。
    ケンミジンコいますね。ミジンコボトルにわくときはなぜかタマミジンコの数が減っていくので
    いつもあせってます。空気中から侵入してるんですかね。
    専門書いいですね。図鑑でしょうか。

    • Medaka.Satoyama より:

      ひで魚さんへ

      お久し振り、コメント有り難うございます。

      やはりケンちゃんですか。
      私の場合、ケンちゃんの侵入経路はエビ絡みと思います。一緒にプラリアナっぽいウネウネも入って来ていました。

      ケンちゃんが沢山わく時は、水質が富栄養化している可能性があるようです。残念ながら捕獲したケンちゃんはすぐに弱って逝ってしまいました。タマ子たちとは好む水質が違うようですね。

      私が買ったのは「日本産ミジンコ図鑑」という本です。
      ミジンコの正式な部位名など解剖学的なことを学びたいならオススメ。写真がありませんから、野外で捕獲して来たミジンコの判別に使うには、やや不向きです。今回のようにミジンコの遠縁を捕獲してもダメですね。載っていないですから調べられません。

  2. hidewon より:

    本家のミジンコが増え出したらケンミジンコの数が減り出しました。よくわかんないですが、いろんな種類のミジンコは一緒に増えることがないんでしょうかね。あげているイーストが劣化していて水質が変わったようです。まめに新しいイーストを発酵させてあげるようにしました。ちょっとした水質変化でミジンコの生育が変わるので面白いです。

    • Medaka.Satoyama より:

      ひで魚さんへ

      コメント有り難うございます。

      生物の共生はバランスの上に成り立っています。違う種類のミジンコであるからこそ、共生関係を保てないこともあるのではないでしょうか?
      例えばですが、同じ酵母を食べるAとBが一所に現れた場合、エサを巡ってお互いが対立する構図になります。最終的に強い方が生き残り、弱い方は淘汰されてしまいます。

      自然界の動物は活動する時間(季節)を変えたり、主食を変えたり、同じフィールドであってもケンカにならないよう上手に工夫して生きています。
      ヒトの好みで一緒くたにされた飼育箱には秩序も何もありません。ビオトープや多種の生物が混在する水槽作りが難しいのは、お互いが潰し合わないよう、それぞれの生物の特性を熟知していないといけないからです。

      ちなみにうちのケンちゃんとタマ子の場合、タマ子が常時優勢でケンちゃんは極僅かしか発生しませんでした。

      ミジンコに使うドライイーストですが、新鮮な物の方が良いですね。
      溶かしイーストを放置しておくと、イースト菌の食べ物そのものが無くなるので菌自体が死んでいきます。都度作る方が良いと思います。

      私が最初に買ったのは100均のドライイーストです。¥100クオリティーなんで少量しか入っていませんでしたが、その分早く使い切ることが出来ていました。
      次いで買ったのがお徳用のドライイーストですが、これが全然無くなりません。一度開封した物が残っている状態なので、もちろん中身は劣化していきます。劣化が進めば発酵が弱くなります。(=酵母の活動が鈍くなる)
      ミジンコの増え方に差が出来る部分です。100均イースト使用時の方がミジンコが元気でした。

      きちんと調べたわけでは無いので「そうだ」とは言い切れませんが、イーストの鮮度はミジンコの活動に影響があると思います。