用事の途中にブログ更新している里山です。
本日、ある出来事からメダカを1匹死なせてしまいました。
高価なメダカだったとか、品質が良かったとかの理由からではなく、自分のしたことでメダカが死んだことがショックでした。
――一体、何をしたのか?
十分にカルキの抜けていない水にメダカを投入したところ、そのような結果になりました。
何でそんなことをしたのか、どうしてそうなったのか、そのことについて書いていきます。
真新しい水
飼育場所の整理整頓に伴い、大量のメダカを移動させる必要に迫られました。一所にまとめて飼っていた幹之たちもその対象で、本日その移動に着手しました。
ここで問題が発生。まぁ、問題と言うか、はっきり言って自身の怠慢から発生したことなのですが……。
移し変える先の水を簡単に考えていたのです。
簡単に考えていた水
今ぐらいの季候ですと、屋外で半日も置いておけば水道水のカルキは抜けます。ですから、当日の午前中に汲み置きして、昼過ぎにメダカを移し変えれば良いと思っていたのです。
計画通り水を汲み置き、昼過ぎになりました。
普段の水換えの場合、新しい水だけで水槽を構築することはありません。必ず種水として元の飼育水を取って置き、混ぜて使っていました。どうしても種水が無い時は、数日をかけて水槽を作っていました。
今回は仮置き的な処置だったので、特に何もせず。
ですが、今までそういったことをしてこなかったので、段々と不安になって来ました。
――いきなり大量に入れず、数匹だけ泳がせてから移動しよう
そう思い2匹だけを投入。パイロットフィッシュです。
透き通った真新しい水の中、2匹は何事も無かったように泳ぎ始めました。
変化は数時間後
ずーっとメダカの観察をしている時間はありません。試験的にメダカを泳がせている間に用事を済ませることにしました。
帰宅し、メダカたちを確認出来たのは約2時間後です。
1匹は大きな変化はありませんでしたが、何となく「力の無い泳ぎ方をしているな」といった感じでした。
もう1匹には明らかな変化が現れていました。
・水面近くを漂うような、力の無い泳ぎ
・壁面に寄りかかる
・呼吸が非常にゆっくりで、口がパクパクしている
・頭を指で軽く小突くと、抵抗出来ずにくるんと回転してしまう
そう、彼は既に瀕死に近い状態だったのです。
救助をしたものの間に合わず、残念な結果となってしまいました。
原因は何か
複数のことが考えられました。
・水のカルキが抜け切っていなかった
・水合わせが不十分
・個体差
カルキが抜け切っていない
薬剤を使えばすぐ抜けるカルキも、汲み置きで抜くとなると相応に時間がかかります。「半日で抜けるだろう」という予想が、大きく外れていたのだと思います。
水が置いてあった場所、水量で抜け方は変わるもの。もっと日当たりの良い場所に置いておけば、少し事情が違ったかも知れません。
水合わせ
試験的な投入だったので、水合わせ自体を省略しました。(温度合わせのみ)
事前にきちんと水合わせをしていれば、その段階で変化に気付けたと思います。手抜き作業がロクな結果にならないことを実証してしまいました。
パイロットフィッシュに水合わせは必要?
webで検索してみましたが、「要る」「要らない」で意見が分かれていました。パイロットフィッシュをどう考えているかで反応が違うようです。
基本的に魚を水槽に入れる際は、十分に慣らしてから入れるもの。研究室の試験ではないのですから、自宅で飼うお魚さんは大切にしてあげないとダメですね。
つまらんことで死なせると、すっごい罪悪感に苛まれます。
個体差
残った1匹はすぐに回復し、何事も無かったように泳いでいます。(見えない部分でダメージがあるかも知れませんが。)
変化に弱い個体(=繊細な個体)が犠牲になってしまったようです。強い強いと言われるメダカでも、弱い子は弱いです。
おわりに
移動先の水には屋外水槽の飼育水を足しました。今現在、メダカたちは変わりなく泳いでいます。
今回の件は、メダカ初心者が最初に引っ掛かる部分ではないか?と記事にしました。買って来てすぐのメダカを水道水にドボンして全滅させてしまうやつです。
ドボンはダメですよ?里山みたいに無駄にメダカを死なせますから。
十分にカルキ抜きをした水で、丁寧に水合わせを行ってからメダカたちを入れてあげる。基本中の基本です。
初心が失われて飼育が雑になっている自分にガッカリ。まだまだダメですね……。
追記
記事を読んだ猫飯店長が「pHの関係だと思うよ」と言っていました。カルキではなく、pHの影響が大きかったようです。