おたまの観察が楽し過ぎて仕方無い里山です。
白幹之(成魚)のいなくなった水槽を放置しておいたところ、数え切れない程の稚魚が孵化しました。今でも孵化し続けており、水槽をよく見れば未だ卵も残っている状況です。
一体どれだけ卵を産んでいたんだろう?ということより、孵化率の良さにビックリ。水槽を覗き込むと、まるで星のように煌く稚魚たちの目が……!
ですが、さすがにこのまま放置は出来ず。
空いていた発泡スチロールで新たな水槽を立ち上げました。
簡易的な水槽
今回用意した水槽は、まぁ、一見するとただの手抜きです。中に入っているものは……
・余った流木
・余ったセキショウ
・間引いた水草
・エビ
流木の行方
水槽レイアウトに使用する流木は、未使用時の管理に困ります。(あくまで里山は、ですが。)
煮沸消毒後、乾燥させて置いておく、もしくはバケツに張った水に浸けておく。どちらの方法も置き場に困るので、結局は「捨てたい」となってしまいます。
それも何だか勿体無い。
流木を完全に沈めるまでにけっこう苦労したので乾燥させる気にならず、再び利用することになりました。エビも入れたかったので、隠れ家も必要でしたし。
以前の水槽から出した後、汚れを落とし熱湯消毒してから使用しました。
沈めるのが大変?
購入したばかりのカラカラに乾いた流木は、水に沈まないことが多々あります。
煮込んだり穴を開けたりと面倒臭い工程を得ないと沈まない場合もあります。
今回使用した流木は購入時の煮込みだけではほぼ沈まず、重しを付けて水槽に投入。完全に沈む迄に2ヶ月程かかっています。
セキショウは増える
セキショウは根元から子株が出て来るタイプの植物です。親株1つでどんどん増やして行けます。
植物のタイプも成長速度も違うのですが、増えるイメージとしてはホテイアオイと一緒かな?
水草は他の水槽から採って来る
アナカリスが沢山あるので、基本水草は購入せず。
エビちゃん移動す
元の水槽に住んでいたエビちゃんを回収、投入しました。
水槽がもっと汚れて来たら、あちこち移動するようになるかと思います。今は流木付近をちょろちょろしています。
水と土
稚魚たちを綺麗な水に入れてしまうと、弱って死んでしまう確率が高め。今回も水作りには成魚の飼育水を使用しました。
手順としては、先日上げた孵化水槽の記事と一緒です。
予め準備しておいた水に成魚の飼育水を種水として入れ、更に数日放置しておきます。
今回はレイアウト用の土も前回水槽からの引継ぎ。天日に干して再利用です。
直接水槽に敷く場合は、再利用だと玉が崩れ易くなるのでやりませんが、今回は器に入れているので崩れても特に問題ナシ。
掃除が簡単
セキショウは鉢植え、流木もただ沈めてあるだけなので、メンテナンス時が非常に楽です。発泡スチロールを交換する際も、中身を移し変えるだけでOK。
見た感じはともかく、管理がし易くなっています。
稚魚たちは良好
移した稚魚たちにも特に問題はありません。個々で使用出来るスペースが広がった分、こちらの水槽に移動した個体群の方が大きくなるのでは?と思っています。
おわりに
白幹之たちの元水槽では、今尚孵化が続いています。
現状の数では生きていくのが困難になるため、生存競争(自然淘汰)が始まると予想しています。それでも数が多過ぎて、大きく育たない可能性がありますが。
なるべく多くの個体を生かしたいので、飼育環境を検討してみます。
押し付けはNG
夏のウリ類の如く、メダカを押し付けるのは良くありません。
飼育がどれだけ楽しくても、孵化は計画的に!
不要なメダカを引き取ってくれるメダカ屋さんもあるので、上手に利用しましょう。