やっぱりメダカ飼育は楽しいなと思う里山です。
先日「ラメの飼育観察」に関するコメントを頂戴しました。
キラキラと光沢のあるメダカ、魅力的ですね。メダカ飼育にはまった人であれば、入手しておきたい種ではないでしょうか。
実際のところ、今現在主流になっている改良メダカの多くはラメ入りのものが多いです。
だが、しかし。里山はラメにはあまり興味がありません。
今はこんなんですが、飼育初めはそうでもなかったです。緋メダカと白メダカを掛け合わせるとラメが出易いという情報を発見。すぐさま白メダカを買いにホームセンターへ、なんてこともありました。
「ラメかぁ……。」とぽつり呟き、とりあえずラメとは何かを調べてみることにしたのですが。
ラメとは何か
ラメとは、もともと金銀糸の他金属箔を施した糸や、それらの糸を織り込んだ織物の総称でした。今では金属のような光沢を持つキラキラとしたものを、総じてラメと呼んでいますね。
このことから、ラメメダカがキラキラとした光沢を持つメダカであることがわかります。
虹色素胞の輝き
ラメ入りメダカがキラキラと光るのは、光を反射しているからです。
メダカの持つ色素胞は黒、黄、白、虹の4つです。虹色素胞は厳密に言うと特定の色を持っておらず、細胞内にあるグアニンを主とする反射小板が光を反射するのみです。
この小板が光を完全に反射すると、まるで金属色のような光沢が放たれます。(→参考PDF)
虹色素胞は本来腹側にあります。(イワシやサンマの腹は銀色でキラキラしていますよね!)
これが何かをきっかけに腹以外の部位に散らばったのが、いわゆるラメ入りメダカです。
ラメ入りメダカの固定率は一定ではないため、親がキラキラとしていても子にその特性が次がれるとは限りません。なるべく状態の良いメダカ同士を掛け合わせることにより、固定率を高めているというのが現状です。
ラメは偶然の産物とも言えます。
白と緋に夢を見た
ラメ入りメダカを誕生させるのに一番手っ取り早いのは、信頼出来るブリーダーが育てた、血統のはっきりした良個体を入手することです。
幹之と一緒ですね。しっかりと光る個体を誕生させたければ、やはり親の選別が大事なのです。
駆け出しだった頃の里山は、そんなことは一切知らず、考えず。
冒頭の記述に戻りますが、自分でラメ入りメダカを誕生させようとしていました。もともといた緋メダカに白メダカを掛け合わせて、オリジナルのラメメダカを作出しようとしていたのです。
webの情報では
白×緋の組み合わせで、極稀にキラキラとしたラメ個体が生まれるとのことでした。その個体同士を組み合わせていけば、ラメの固定率を上げることが出来るそうです。
情報の信憑性はわかりません。メカニズム的にも正直よくわかりません。
今いる改良メダカの多くが偶然生まれた個体同士の掛け合わせであることから、その類と判断します。
とっても根気がいる話です。
中間色の個体
白×緋の個体は、里山宅の屋外水槽にいます。ですがラメ目的ではなく、近親交配を繰り返していた緋メダカを何とかしようと白メダカをかけた結果です。
里山は早々にラメ個体の作出を断念しています。何百匹と飼育出来る場所が無ければ無理だと、早い段階で気づいたからです。
10匹20匹育てた程度でラメ個体が出るのなら挑戦したでしょうが……。
おわりに
星河の観察=ラメの観察になっていくかと思います。ハマってしまえば里山のこと、とことん追求することでしょうね。
今はぼんや~りとしています。
コメント
ラメについての記事、ありがとうございました。
今後も楽しく読ませていただき、飼育の参考にさせて頂きます。
杉山さんへ
ラメについて詳しい記述のない記事で申し訳ありません。完全な知識不足です(^^;)
星河がもう少し大きくなったら、個体によってラメの出方がどうであるか等、飼育観察した記事が書けるかと思います。今でも個体ごとにキラキラ感が異なっていることがわかるのですが、写真では上手く写らず……。
気長にのほほ~んとお待ち下さい。その内、またラメ記事書きます。
のほほ〜ん と待たせていただきます(^o^)
うちのラメは去年偶然寄った「道の駅:茂木」で買った子です。初めてのラメなのでどうして良いものやら・・・という事で相談させていただきましたが、ちょっと迷惑でしたね。ごめんなさい
また、色々とブログを読ませていただいて勉強させていただきます。
杉山さんへ
コメント有り難うございます。のほほ~んでお願いします。
自身で追及されるのが、一番学べると思いますよ。