ミジンコの冬支度に頭を悩ませている里山です。
過密気味だった青幹之の水槽をどうにか出来ないかな?と、新しく水槽を作りました。
有り合わせの材料に少々素材を足しただけの水槽なので、他の水槽と見栄えはそこまで変わりません。あまりゴチャゴチャとさせても仕方ないので、それはそれで良いかなと思います。
今回の水槽には前回記事でも取り上げた落ち葉を入れてみました。
厳密には「落ち葉」では無いのですが、ものは試しということで。
底材は3種
今回底に敷いたのは「赤玉土」「麦飯石」です。
この内麦飯石はホームセンターで買った物と100均で買った物とを使用しています。見た目も品質も異なるので、別々の種類としてカウントしました。
こんなにも違う見た目
写真を比べればすぐにわかりますね。同じ麦飯石なのに色も形も全く違います。
↓100均のもの
↓ホームセンターで買ったもの
鉱石としては同種なので、働きは同じであると予想します。ただ、品質によって水に与える影響が違うと考えられます。
どちらが良いかという判別は難しいですね。
100均素材は不安?
値段だけで比べると、懐疑的になるのは100均素材でしょうか。
ですが、この100均の麦飯石を使った白幹之水槽は、何事も無く済んでいますからね。アナカリスの成長具合も良いですし、メダカたちも元気です。
石から滲み出る成分などを専門的に調べない限り、問題があるかはわかりません。今現在使用している分に関しては、支障は全くありません。
見た目に関しては、100均のゴロゴロとした麦飯石の方が好きです。
定植したセキショウ
前回水槽をリセットした際、根茎の腐れから切り離した小さなセキショウ。今回はそれを定植しました。
そのまま植えようとすると赤玉土をかなり盛る必要が出て来るので、流木の上に載せる形で定植を行いました。
セキショウは石にも根を張る(絡み付く)くらいに丈夫で力強い植物です。移動させた時期が悪いかな?と思いましたが、そのまま根を張ることでしょう。
新しい流木
流木はホームセンターで購入しました。大きさの割りに安かったので、コレは良いなと。
まぁ、安い商品というのは、概ね「その程度」の品質しかないのですが。
先ず短期間で沈みません。使用前にアク抜きと消毒のために茹でましたが、ぷか~っと浮いたまま。使用に当たって、セキショウが調度良い重しになりました。
表面の凹凸や形もメダカの隠れ家にはもってこいな感じに仕上がったので、特に大きな問題はナシ。
苔も移動
定植した土の表面には苔も這わせることにしました。
前の水槽の流木の上にも載せてあったのですが、この苔の周囲にメダカたちが集まっていることがあります。ツンツンと苔を突き、何かを捕食している様子。細かい生物やエサとなるものが付着しているのだと思われます。
コザラガイと決別出来るか
アナカリスも投入しました。
白幹之の水槽がもわもわになっていたので、そこから間引き。目に見えるコザラガイを駆除し、数日水に浸けておいたものです。
しっかりメンテ
使用にあたり、選んだのはコザラガイの少ない部位です。
流水で洗い流して、取れるものは取る。取れなかったものはピンセットでぷちっと始末。これを水に浮かせておくと、隠れていた残党が顔を出すので、それをまたぷちっとします。
何度かこの作業を繰り返し、その上で数日放置です。完全に姿を見なくなってから、水槽に投入しました。
洗面器の色を考える
里山は水草メンテに明るい色の洗面器を使用しています。
理由はとても簡単で、「異物を発見し易いから」です。下地が暗い色であったりステンだったり、はたまた透明だったりすると、水草に付いた異物がとても見難くなってしまいます。
異変に気付けないようであれば、メンテの効果は半減です。
落ち葉の使用
冒頭で「厳密には落ち葉ではない」と書きました。はい、落ち葉では無いのです。落ちる前に頂戴し、乾燥させましたから。(笑)
――何を使用したのか?
ビワの葉です。お茶として煮出した後の出し殻を、水槽に投入しました。
ビワの葉投入の経緯
職場の方の庭にビワの木があり、「お茶にどうか?」と葉を沢山頂いたのです。もちろん無農薬で状態が良いものです。
お茶を煮出している時は「メダカに使ってみよう」なんて思っていませんでした。ですが、煮出した後の出し殻を見て、「使えるかも?」となり、実際に使用してみました。
普通、メダカ水槽に沈める葉には、クヌギやブナなどの広葉樹の葉が勧められます。いかに里山が無謀であるかがわかりますね。
ビワの葉は薬にも毒にもなるとの話。慎重にはやりましたよ。
即使用は出来ない
ビワの葉は2~3度煮出しても、まだ色が出ます。赤茶の優しい色でとても綺麗なのですが、それはそれ。メダカ水槽に沈めたらどうなることやら。
↓煮出した上に水に晒しておいたもの。もちろん水は何回も取り替えています。なのに、薄っすらと色が付いているのがわかります。
何回か煮出して、水に晒してを繰り返し、最終的に任意のメダカ1匹にパイロットフィッシュになってもらい安全性の確認もしました。
今回使用出来た=安全面が確保出来たからです。時間の経過でどうなるかはわかりませんけどね。
手間隙かけてやる価値はあるか?
ただの自己満足です。わざわざここまで時間をかけて、ビワの葉でやる必要はありませんね。
投入した水槽の雰囲気は悪くなく、意外と素敵。
エビちゃんたちの隠れ家になっているし、メダカたちにも何の影響も見られません。エサを探してツンツンしてる姿も見かけますが、これといった事件は発生していません。
移動した青幹之
里山宅の青幹之は、大分して2種。銀色っぽい発色の子と、青銀っぽい発色の子です。
この中でも青が濃い群のチビたちを移動させました。
本当に幹之は見てて飽きないです。光の出具合や色の濃さ、年を重ねて出て来る渋みなど。体内に光を宿す子もいますし、頭が黄色い子もいます。
同じ親から生まれた兄弟なのに、不思議です。
おわりに
新しく水槽を立ち上げる時、古くなった水槽をリセットする時。どちらも勉強になることが沢山です。
水槽作りは楽しいですね。