夏の素麺消費量が半端無い里山です。
メダカが繁殖するに絶好の季節になりつつあるのに、星河が相変わらず卵を産みません。
ヒトの存在にストレスを感じているのかもと、あまり近寄らないようにしていましたが意味がありませんでした。
同じようにヒトにビクビクしていた極ブラックたちはと言えば、今では順調に卵を産んでいます。水面にもちょくちょく顔を出すようになりました。
――本当に何が理由で卵を産まないのか?
星河の水槽の傍に屈み込み、しばらく観察をしながら考えていました。
繁殖の3条件は満たしているのに、何で卵を持たないのか?さっぱり原因がわかりません。ですが、じ~っと星河を眺めている内に「これが理由かな?」と、とある事柄が浮かびました。
ヒトは関係なかった
最近になり、極ブラックたちが順調に卵を付け始めました。臆病なのは相変わらずでヒトを避けるものですから、抱卵している姿は未確認です。
ですが、ホテイアオイの根には卵がきちんと産み付けられています。
孵化状況が良くない個体がチラホラいたので、産んでくれてホッと安堵の溜息。
同時に「ヒトの存在は特に関係ないのかも」と思いました。
水槽と出入り口の距離
ヒトの出入りする付近に極ブラックの水槽はあります。対して星河の水槽は奥側で、エサやりの時以外は人影が過ぎることもありません。
どちらかと言えばストレスを感じるのは極ブラックの方です。
その彼らが順調に卵を産んでいます。メスの姿を確認しましたが、家に来た時とは別人(別魚?)のようにふっくらと丸くなっていました。体長も幾分か大きくなっており、成熟したことが伺えます。
この時点で「ヒトに対するストレス説」は、里山の中で完全否定されました。
成長過程なのか
しばらく星河を観察していて気づいたことがあります。体が大きくなっていたのです。
――あんたバカなの?そりゃ成長するでしょ?!
そう思われたかも知れないですが、実際に大きくなっているので。そこに卵を産まない秘密があるのではないかと思ったのです。
水槽の中に作られた環境
星河は真冬に室内飼育で育てました。
孵化から2ヵ月後、彼らは卵を産みました。
これは「偽りの環境に騙された」結果であって、本来の星河のサイクルでは無かったのではないかと。
狭いガラス水槽、昼夜を無視し継続する光、過剰なまでに与えられるエサ。そんな環境で星河は育ちました。まるで無理矢理に太らされる家畜のようです。
卵を産みはしたものの、実は本来あるべき成長ではなく、真に成熟し切っていなかったのかも知れないじゃないですか?
屋外の環境に触れて
室内から屋外へ出したことで星河は「偽りの限界」を突破し、本来の成長をしているのではないかと思いました。
つまり、今は未だ成長過程(体を大きくする過程)であって、性的に熟して来る時では無いのでは?ということです。
まぁ、何処までいっても素人考えなのですが。
今の成長度合いからすると、卵を持ち始めるのは5月中旬ではないかなと思っています。
おわりに
予想外!繁殖を諦めていた極ブラックが卵を産み、行けると踏んでいた星河が卵を産まないとは……。
星河が卵を付けない本当の理由はわかりません。
意図的に暗い場所に置いているメダカたちは別として、他のメダカたちは毎日のように卵を産んでいます。同じ条件化にある星河が卵を産まないのはオカシイです。
ですが、「未だ成魚じゃないから」という理由が付くと、オカシイがオカシイじゃなくなります。「未だ子どもだもん。そりゃ産まんわ」と納得が出来ます。
結論。果報は寝て待て。Zzzzzzz……
コメント
こんにちはーー^^
最近、段々と里山さんになれ慣れしいごんです。《すみません》
本文にはいります。里山さん、考え過ぎですよ。そのうちに、星河ちゃんも卵うみますよ。飼い主のつらさわかります^^
わたしも、最初はめだかちゃんだけを飼うつもりで始めたら、今は、それに付随するものすべて、飼育および、素人ながら色んな媒体で研究?シテイマス^^
力を抜きましょう。
そのうち、産んでくれますよ^^。
里山さんの愛が伝わると思います。
偉そうにすみませんでした。
ごん
ごんさんへ
コメント有り難うございます。
愛情と言うか、「どうして繁殖条件下にありながら産卵しないのか」にとても興味があります。また、原因がハッキリすれば同じ状況で困っている人に対し、かなり有力な情報となります。
大事なのはソコなんですよ。