ミジンコ帝国の影の策士、里山です。
星河が卵を産みません。厳密には産んでいるようなのですが、絶対数が少ないです。抱卵しているメスの姿も見えません。
産み付けられた卵を確認するも、数が少ない上に未受精。思うように採卵出来ず、さすがにちょっと心配です。
3月下旬は問題無いように思えたのですが……。
日中のベランダの様子を観察し、繁殖のために一部の星河を引越しさせました。
日向と日影
里山宅のベランダは日当たりが良い方です。建物の配置的に午前中は特に良く日が当たります。正午過ぎからは日影となりますが、暗さを感じない「明るい日影」です。
水温、日照、エサ。どれを取ってもメダカが抱卵しそうなのですが、ここ最近の星河は絶不調で、昨日3個ばかりの無精卵を発見しただけです。
周囲の水槽の様子
星河水槽の左隣は青幹之(青の濃い個体群)です。それから紅白、MIX、じじばばと続き極みブラック、青幹之×紅白、白幹之と続きます。
反対側は青幹之、コスモです。
この中で抱卵の状態が良く無いのが、星河から向こう側。
何かがあるのだろうと注意して見ていたところ、日当たりの状態が、よく卵を産んでいる群の水槽とは違いました。
明るい時間の持続
星河の水槽は日当たりは悪くない方です。藻の繁殖具合からも、光が当たっていることがわかります。(よく日光の当たる場所には藻が生え易いです。)
ですが、明るくなり始める時間帯と、明るさの持続時間が違いました。
よく卵を産んでいる群の水槽は、朝日が程好く差し込み、午前中いっぱい日の光が良く当たっています。建物の配置的に午後からは陰るのですが、それでも明るい日影です。
星河から向こうの水槽群には、先ず朝日が当たりません。明るくなってくるのは、午前10時くらいからでしょうか。
光の当たり出す時間が遅い分、明るい時間がやや短かったのです。
↑10時頃の状態。向かって左の青幹之水槽は全体的に明るいのに、星河水槽は半分以上が影になっています。原因は手すりの配置のせいです。
↑近くで写真を撮ってみると、その暗さがよくわかります。
↑11時くらいになると、隣と明るさが同じくらいになります。
しかしここまで明るい時間は継続せず、この先は「明るい日影」となり、マイルド(?)な明るさになります。
この差が大きいのでは?と思いました。卵を産まないわけではない(=繁殖条件は揃っている)けれど、最適な環境とは言えないようです。
コスモは意図的に配置されている
一番暗い場所にいるのがコスモです。繁殖予定がないので、わざと日影に水槽を置いてあります。
一日中暗いわけではありませんが、他と比べて暗い時間が長い場所です。意図的に繁殖条件を削って、卵を産ませないようにしているのです。
今のところ抱卵は確認していません。「効果アリ」のようです。
日の当たる場所へ
エサは十分与えていますし、気温(水温)は産卵に問題無いくらいまで上がっています。
他との違いが「光」しか思い当たらなかったので、光のよく当たる場所へ引越しをすることにしました。
ベランダ一杯に水槽を展開しているので、簡単には移動出来ず。
MIXメダカ作出の目的でペアにしてあった青幹之×紅白たちをプラケースに移動し、一部の星河を移すことにしました。
日当たりが違う
転居先の水槽は光が燦燦と降り注ぐ場所です。元の星河水槽に光が当たり始める頃には、既に光に包まれたようになっています。
――これがどれくらい影響をするのか?
観察のし甲斐がありますね。卵をぽこぽこ産むようになるのか、或いは……?
室内から出した影響はあるのか?
光以外に少し気になったのが、季節感のズレです。
冬の寒い間に生まれ、そのまま季節感を誤魔化され抱卵までしていた星河。
この影響も、もしかしたらあるのかも知れないなと思いました。
おわりに
メダカの繁殖に光は重要です。他にも色々とあるのですが、産卵が光に依存している以上、ここは絶対に外せません。
移動させた星河の様子は、定期的にブログ記事にしていこうと思います。
元の水槽でも抱卵が無いわけではありません。どちらの方が沢山卵を産むか、良い機会なので見比べてみます。