メダカにミジンコを与える瞬間がタマラナイ!里山です。
未だ7月にもなっていませんが、里山宅の今季の産卵シーズンは終了しました。
メダカたちは相変わらずせっせと卵を産んでいますが、もう孵化予定はありません。今はチビの育成がメインであり、来るべき冬に備え、いかに丈夫に育て上げるかが一番の関心事です。
飼育を始めて2回目の産卵シーズン。反省点はあるのでしょうか?
焦り過ぎた採卵
今でこそぞんざいに扱われている卵ですが、4月の産卵シーズン初期には「超」のつく貴重品でした。
天候と気温の関係で産卵もまちまち。何とか採卵出来ても、水温の低さ故ダメにしてしまうこともあり、本当に卵は貴重でした。
夜間は水温が12~15℃を行ったり来たり、昼も18℃行けば良い方で孵化条件は最悪。ヒーター代わりに湯を張ったボウルを水槽に浮かべたり、日の当たる場所を求めて水槽を移動させたりと、今思えば無駄な苦労ばかりをしていました。
GW前後あたりから、卵がぼろぼろ出るわ出るわ。水温も安定していて孵化は順調、チビもすこぶる元気と、「もう少し待てば良かった」と溜息を吐く結果に。
来期はどうする?
365日、春夏秋冬をメダカと過ごすことは、飼育者にとって重要ですね。1年を通じメダカがどんな様子で、どんな行動を取るのかを学習出来ます。
もう春の様子はわかったので、来期は4月末~GWにかけてを採卵期にしようと思います。
特別な交配を予定しており、その年中にF2を誕生させるなどの目標が無ければ、4月末からの採卵で充分です。寧ろ安定した環境の中、沢山の卵が望めるでしょう。
水温も孵化に適した温度となるので死亡数や奇形を減らすことが出来ます。
水の準備が不十分
グリーンウォーターをチビの飼育に導入したのは、孵化してしばらく経ってからです。カビや水質の悪化を恐れ、卵が孵化する直前まで、ずっと水道水で管理していました。
ですが、それが良いとは限りません。
グリーンウォーター内でチビたちの生活は非常に安定します。若干水が汚くとも、メダカたちにはそれが良いんですね。
生まれた瞬間からグリーンウォーターの中というのがベストではないかと思います。
逆転の発想―親メダカを取り出せ
今シーズンは親メダカの水槽から卵を採って、別の水槽に移していました。孵化したチビたちの飼育水は親メダカの水に普通の水を足したものです。
採卵の手間、グリーンウォーターの準備期間を考えたら、親メダカを取り出した方が早いのでは?という結論に達しました。
メダカの卵はすぐに孵化しません。抱卵が確認出来たらしばらく放置、折を見て親メダカのみを別水槽に移せば、親メダカが作った環境下で卵の孵化が行えると思ったのです。
実際に生まれてますし……。
孵化用水槽に親メダカを新婚旅行(笑)させ、1週間後にもとの水槽に帰宅していただければ、旅行先で産み落とした卵から元気なベイビーが誕生するという仕組みです。
卵の観察がしたくてプラケースに移していましたが、来期は新婚旅行作戦で行きたいと思います。
こういう時、ベアタンクって本当に便利だなと思います。手が込んだ水槽にしてあると、気軽にメダカの移動が出来ません。捕まえるのも大変です。
おわりに
今季生まれたチビたちですが、早くに生まれた子は7月中には成魚になります。
なるべく良い状態で冬越しをさせたいので、やはり採卵・孵化は7月前までに行うのが良いなと思いました。
産卵・孵化はオシマイ。
これからは「夏の間に何処まで大きく育てられるか」に焦点を合わせ、せっせとメダカの世話をしていく予定です。
全ては来期(次世代)に繋ぐため。
メダカたちを育てていると、我良しとばかりに自分のためだけに生きているヒトは特殊な生物に見えます。次世代という概念がすっぽ抜けているというか……。
そう言う里山が世の中にどれだけ貢献し、次世代に何を残せるかは微妙なトコなんですけどね。将来「老害」認定されないよう、日々精進したいと思います。
色んな意味で反省会!でした。(笑)