メダカとの触れ合いを楽しむ里山です。
何時の間にか桜が満開を迎えていました。つい先日までは肌寒く、蕾が膨らんだかな?くらいだったのに。本日の最高気温は25℃、明日も25℃との予想なので、一気に葉桜になりそうな気もしなくない。
で、桜が咲く頃と言えば、やはりメダカでしょう!
幹之が今年初の卵を付けたのが21日の春分の日でした。
それから数日間は、気温のせいかどの水槽も卵無し。しばしの停止期間を経て、昨日今日と再び抱卵が見られました。
今回卵を付けていたのは、じじばば幹之、紅白、白緋MIXたちです。
繁殖計画に入っている紅白の卵は貴重品。早速採卵をしました。
紅白メダカの卵
抱卵を確認出来たのは2匹です。去年も卵を産んでいる個体であること、体が大きいこととが相まってか、良い感じの量の塊を付けていました。
体の小さな星河や、今年初産卵となるメダカたちの抱卵とは、少し違う気がします。それだけ体が成熟しているということかも知れません。(卵巣も精巣も、成熟していく段階があります。)
↓昨日、初の卵を産んだ去年生まれの青幹之。卵がちょっぴりだけ。最初はこんな感じのことが多いですが、段々と卵の数が増えて行きます。
↓こちらも少ないと言えば少ないのですが、今季初としては良い方かなと思います。
初抱卵となるメダカとの比較
観察していると、初めての抱卵時としばらく経ってからの抱卵では、安定感と言うか、卵の出方(量、質)が違うように感じます。
春先とGW頃とでは、成熟の度合いが異なるのでしょう。
気温的に安定して来る時でもありますが、雌雄ともに成熟し、繁殖のための体が出来上がるのだろうと思います。
今年中にF2(P=親、F1=子、F2=孫とお考え下さい)まで目指すつもりがなければ、のんびり採卵が良いですね。
卵の管理に迷う
採卵はしたものの、卵の管理をどうするかで迷いました。
――迷いの原因は何か?
それはベランダと室内の気温差です。
暖かいベランダ
今現在の里山宅は、間違い無く室内よりベランダの方が暖かいのです。これは日差しの関係です。
室内はある意味日影なので、日中は過ごし易くも若干肌寒いくらいです。14時を回る頃から段階を経て寒くなり、窓を閉めておかないと体が冷えて風邪まっしぐら。
一方のベランダは太陽のお陰でぽっかぽか。服装によっては「暑い」と感じるくらいです。夕方でも、室内からベランダに出ると「あったかいな~」って思います。
気温差=水温差です。
水温にももちろん差があって、室内水槽(23℃設定だが、実質21℃)はひんやりとした感じです。ヒーター無しですと、もっと水温が下がると思います。
加温と常温で飼育しているミジンコの増え方に差が出ていることからも、そのことが伺えます。
対して屋外水槽はあったかいのです。25℃近くはあるかと思います。
――暖かい場所から、わざわざ水温が低い場所に卵を移すの?
室内と屋外の水温差、想定5℃以上です。思わず考えてしまいました。
低水温のデメリット
メダカの卵の孵化は250℃日が必要と言われます。(例として25℃で10日間。累積で250℃に達すると孵化する。)
ただ、高温での短期飼育や、低温で長期飼育を行うことはNGです。
低温で長時間かけた場合のデメリットとしては……
・温度が低いと正常孵化しない(死ぬ)
・雑菌に侵され易くなる
メリットはありません。
去年の今頃は?
幹之の卵に一喜一憂した去年。ちょうど今頃に初卵が入手出来たのですが、室内の水温が低く、飼育水を湯たんぽ的なもので温めていました。
水道水で管理していましたが、汲み立て水の水温が低かったのも気になっていました。
思い返してみると、去年も室内の水温の低さに悩んでいます。
とりあえず水槽へ
今回は試験的にガラス容器に入れ、室内水槽で管理することにしました。ここならば水温が20℃以上あるからです。
あまり好きではありませんが、メチレンブルー溶液に浸しました。
この後の展開は、今晩作戦を練ることとします。
おわりに
去年、桜の開花頃にメダカの抱卵を確認してから、「メダカ=桜」という図式が頭に出来上がりました。
――メダカの繁殖期っていつ頃からなの?
人に尋ねられても、「桜の花と一緒くらい」で通じますし、大凡の目安として便利です。桜が咲かないような寒い時は、メダカも抱卵しませんからね。
桜が咲くくらいに暖かくなって来たら、メダカが恋をする季節になるのです。
そんなメダカたちに恋(?)してしまうのが愛好家たち。春って何かと賑やかで良いですよね。(笑)