はじめまして!メダカ大好き、里山目高です。この度は私の運営するブログ「メダカと農場とおっさん」への来訪、誠に有り難うございます!!
里山目高って何者?
中部地区在住の一般人です。はい。若かりし頃は人様の健康に関する仕事をしていましたが、会社の上司と患者さんとのアレコレ、保険請求があーだこーだに嫌気がさし、業界そのものに見切りをつけ、全く違う分野で働くことに。
しばらくは派遣社員として工場で精密機器の加工をしていました。が、再び迷走。
転職回数は多いほう。年齢のこともあるし、就職に関してはかなり悩みました。条件さえ選ばなければ雇ってくれる所はいくらでもあるけれど、続けられる自信がありません。かといって無職のまま過ごせるほど、金銭的な余裕もありません。
そんな時目にしたのが、農業関連の求人です。
食養生や東洋医学の観点から、植物の栽培であったり、自然そのものにはかねてから興味がありました。経歴で断られるかもなぁと思いつつ、面接をしてもらうことに。運良く雇ってもらえることとなり、今に至ります。(※経済的事情から、しばらくして職場を変わっています。)
土と生き物に触れられる環境
子どもの頃に田植え体験をしたり、小さな生き物や植物を育てた経験はあっても、仕事として取り組んだことは一度もありません。農場で過ごす日々は新鮮そのものでした。毎日が生き物との出会いです。
「めちゃくちゃ面白いじゃん!」
これが素直な感想ですね。もちろん体力の要る仕事なので、そういった意味ではしんどい時もあるし、やっててウンザリする作業もたまにありますが、総じて面白い!
それに、職場の人たちがあったかい感じがします。これも土や自然に触れてるせいかも知れません。
そしてメダカに出会う
ある日のことです。職場の休憩室前に立派な鉢が置かれていました。顔をのぞかせているのはホテイアオイ。一体何がいるのかと見てみると、そこにはメダカの稚魚が泳いでいました。
いわゆる針子ちゃんですね。
その日から「可愛いな」「今日も元気かな」「大きくなってるかな」と、休憩の度に鉢を見るようになりました。すると……
「メダカ欲しいの?」
そのメダカを会社に持って来たパートさんに声をかけられました。
「欲しいです!」
と即答すると、家で沢山生まれてるからあげるよとの返事。程無くして、我が家にチビたちがやってきたのです。
産卵、そして突然死
家にやってきたチビたちは、毎日エサを沢山食べて、見る見るうちに大きくなりました。途中、一匹の脱落者もいません。もらって来た時期と水槽内の環境が良かったのでしょうね。3ヶ月が立つ頃には、腹に卵を抱えるようになりました。
ここまでくると、もう本当に可愛くて仕方ありません!
メダカの産卵について調べ、生んだ卵はきちんと採取。孵化に成功!発育状況も良好です。「やったー!」と喜んでいたのも束の間、それはやって来ました。
親メダカ(もらってきたチビたち)の突然死です。
最初は何が起きたのかよくわかりませんでした。朝起きたら、1匹の親メダカが底で動かなくなっていたのです。
他の親メダカたちは元気で、いつも通りエサを強請ってきます。前日に水を換えたせいだろうかと不可解に思いつつも、運悪く他界してしまった1匹を葬りました。
しかし、事はそれで終わりませんでした。
仕事から戻り水槽を覗くと、複数の親メダカたちが動かなくなっていました。取り出して触れてみたところ、身体が硬くなっていました。絶命してから数時間が経過していたようです。
もらって来たメダカたちは全部で9匹。今回で半数近くが逝ってしまったことになります。さすがに怖くなった私はネットでメダカの突然死について調べました。ですが、「コレだ!」というような記事が見当たりません。
私は再び水槽を見ました。
残った親メダカたちは元気に泳いでいます。何がいけないのかもわからず、悶々としたものを抱えながら夜を迎えました。
一応布団に入ったものの、何だか嫌な予感がして私はメダカのところへ。寝た子を起こすのが嫌で、うっすらとした月明かりの中でメダカの影を探しました。寝てるといっても相手は魚、水の中をふわんふわんと漂っているはずなのですが、その影が見当たりません。代わりに水槽の底に動かない小さな影を発見しました。
「まさかっ?」と思い電気をつけてみれば、そこには小さな亡骸が転がっていました。取り出してみると未だフニャリと柔らかく、とても綺麗な色をしています。今しがた逝ってしまったのでしょう。
生き残っていたのは、たったの1匹でした。
知識が無ければ生き物を死なせてしまう
メダカは比較的丈夫な生き物ですし、飼育も容易です。ですが、与えられる環境次第で簡単に死んでしまいます。
これはヒトも同じですね。
親メダカたちの突然死をきっかけに、私はメダカについて勉強をすることとなりました。せっかく我が家に来てくれたメダカちゃんたちを生かすための勉強ですね。このブログは私の備忘録であり、また、私と同じメダカ初心者さんの助け、或いは農に興味がある人のちょっとしたヒントになればいいなと思い立ち上げました。
拙い文章ではありますが、楽しんでいただけたら幸いです。
2017.1月
里山 目高