天ちゃんとタマ子の世話に忙しい里山です。
先日、里山のきったない室内水槽を記事にしたところ、読者さんんから「こういう方法があるよ」とアドバイスを頂きました。有難うございます。
とても良い方法だなと思いましたが、今現在、ヒレナガニアンの水槽ではタマ子を増殖中。汚れている方が都合が良いので、実行が出来ず。
でも、とても良い工夫をされているな~と思ったので、ブログでシェアさせて頂きます。(※濾過装置の写真は読者さんから送って頂きました。有難うございます!)
2つの濾過
水の濾過には、大まかに2つの種類があります。ひとつは生物濾過です。バクテリアが水質に関わる云々というのは、生物濾過のことです。
もうひとつ、忘れてはならないのが物理濾過です。
生物濾過がバクテリアなどの生物の働きであるのに対し、物理濾過は文字通り物理的な作用です。自然界であれば川底の砂や石など、飼育下であれば濾過装置のフィルターを水が通過することで、汚れが取り除かれます。これが物理濾過です。
この2つの濾過により、水質は保たれています。
今回教えて頂いた方法は、物理濾過にも生物濾過にも良いのかな?と思いました。
濾過装置を工夫する
世の中には濾過装置を改造し、野菜を育てている達人もいるのだとか。そこまで行かずとも、ポトスなどの観葉植物を育てている人は、それなりにいるようです。
これは水中の栄養を植物に吸わせて、植物の栽培に活かしている例です。
かつて里山もメダカでイチゴの水耕をやろうと試みましたが、試みただけで終わりました。やるやる詐欺です。(笑)
濾過装置の仕組み、濾過とはいかなるものか、植物にとっての栄養とは……というのを突き詰めていくと、工夫次第で色んなことが出来そうですね。
物理濾過の強化
さておき、今回教えて頂いた方法ですが、それは濾過フィルター(外掛け)の給水口にネットに入れた赤玉土や砂利をセットするというものです。水槽内の給水口から水を吸い上げ、濾過装置を通して水を戻すタイプの濾過装置への工夫ですね。
給水口を砂利の中に入れてしまうことで生体の吸引を防ぎ、物理濾過を強化しています。砂利や赤玉土による濾過 → 濾過フィルターによる濾過 → 二つの濾過を通した水が水槽内に戻るという順です。
濾過フィルターにはバクテリアが住み着きます。この方法だと給水口の砂利もバクテリアの住処となります。仮にベアタンクにしてもバクテリアの定着率が良さそうだなと思いました。
小さな生物が吸引される危険性も低減させています。
気になる材料
外掛けのフィルターと、排水ネットに入れた赤玉土を適量。それを入れる器を用意すればOKなようです。100均のシャンプーボトルで事足りる様子。
安く改造出来るのも嬉しいですね。
おわりに
濾過装置は飼育者の工夫次第で濾過を強化することも、濾過をしつつ植物の栽培に役立てることも出来るようです。
考え出すと、意外と夢のある話だと思います。
ただ、自身が使用している濾過装置の仕組みを理解していないと、装置そのものを破壊することにもなります。お気を付けて!
おまけの話
天ちゃん用の水槽を買って来ました。まるで里山を待っていたかのように、ホームセンターには手頃な水槽が特価で売られていました。即買い。
コメントで猫飯店長の話が出たので、早速天ちゃんの治療方法を聞いてみました。
原因としては、腹水や空気の類ではなく、脂肪や筋肉の膨張の可能性とのこと。(初期の段階で里山に言ったらしいです。ごめんなさい、覚えてません。)
治療に関しては「塩とトウガラシ」という回答でした。
メールでは「わかりました。有難うございます!」と返事をしたものの、トウガラシで引っ掛かりました。
トウガラシ触った手で粘膜部分(目、鼻の穴など)触ったことある人ならわかると思うけど、あの刺激は強烈です。里山はうっかり目を触ってしまったのですが、失明するんじゃないかと思うくらいの激痛でした。しかも、ちょっと水で洗ったくらいで痛みは抜けません。
――メダカに使って大丈夫なんか?
悩むところです。でも、実際に自分で試して、効果があったことだから教えてくれたのだと思います。
あとは里山がやるか、やらないかです。