プラナリアを真っ二つに切断して24時間が経過。果たして2匹になったのか、それとも……?!

最近ミジンコと遊んでいない里山です。

今年に入って初めてプラナリアを発見しました。発見時の詳細は昨日の記事にて。

雨天でもメダ活する里山です。 ホテイアオイがぼうぼうに茂っていた青幹之の水槽。メンテをしたくとも雨天続きで、手が出せず...

ものは試しだとプラナリアの再生能力を検証するため、その胴体をふたつに切断しました。それから24時間以上が経過しました。

さて、どうなった?!

動く2つの物体

切断した直後、頭部のある方は何事も無かったように動き回っていました。一方、尾部の方はしばらくは団子状に収縮したまま、動きらしい動きはありませんでした。

頭部と動きがあまりにも違うので、「失敗かな」と一瞬思いました。自身の消化酵素で溶けることもある生物なので、切断時に溶けたか?と思ったのです。

気になって数分置きに見に行っていたのですが、生きていました。

大きく動きはしないものの、見に行く度に微妙に位置や体勢が変わっていたのです。ピンセットで突くと、刺激に対して反応し、きちんと収縮もしました。

すごいです。

増えた?プラナリア

途中経過は上記と然程変化が無く。いろいろと用事を済ませて24時間後です。

一体どうなっていたかというと……?

頭部は健在

切断した内、頭部は昨日とほぼ変わりがありませんでした。

もともと元気に動いていたのですが、そのまま。何とも言えない這うような動きで容器内を徘徊していました。

時折動きを止めてじっとすることもありますが、弱っている様子は皆無です。

動く尾部

尾部は尾部できちんと生存しており、頭部の動きの半分程度の速さで動いていました。

頭部が無くとも生きています。コワイ!

未だ再生していない

プラナリアの再生にどの程度の時間がかかるのかは調べていませんが、今のところ「再生した」とはっきりと見て取れる変化はありません。

頭部、尾部共に切断された状態で動き回っているといった感じです。

↓尾部の様子。拡大して見てみても、再生して頭が出来ているようには見えません。

+と-がある

プラナリアの体には極性が存在します。頭の出来る方向は決まっており、必ず+極に出来ます。

→ 参考PDF:プラナリアの再生時における位置情報と記憶の継承実験4

記憶の行方

――頭部を切断されたら、切断前の記憶は消えてしまうの?

頭部から切り離され尾部から再生した個体には、果たして切断前(ひとつだった頃)の記憶があるのでしょうか。

実験の結果、尾部には切断前の記憶がある可能性が示唆されたそうです。

幹細胞に残る記憶

プラナリアの記憶は脳ではなく、幹細胞の1つ1つにあるとのこと。

幹細胞とは、大雑把に言ってしまうと「細胞のもとになる細胞」です。自分と全く同じ細胞に分裂する能力(自己複製能)と、体を構成する様々な細胞に分化する能力(分化能)を持っています。

幹細胞にも幾つか種類がありますが、ここでは省略します。気になる方はコチラ→幹細胞ハンドブック

幹細胞の1つ1つに記憶があるということは、そこから複製・分化した細胞にも記憶が引き継がれるということです。

これ、プラナリアだけなのでしょうか?

おわりに

プラナリア、ちょっと面白くなってきました。

相変わらず見た目は好きになれないのですが、調べている内に「生物として面白いな」と思うようになりました。

ミジンコ様を好きになった経緯と何だか似ています。

ミジンコ様と違い、プラナリアを増殖させたいとは思わないですけどねw