メダカの成長ぶりに一喜一憂する里山です。
里山に緋メダカをくれたおっさんの飼育意欲低下が止まらないようです。
長年近親交配を重ねた結果、奇形のメダカが大量に生まれて来るとのこと。どうしようもないので、ダメな子は処分しているらしいのですが……。
プレゼントした幹之も奥さんが管理しているそうです。相当落ち込んでいるみたいですね。
しかし、です。落ち込んだところでどうにもならんのですよ。
落ち込む暇があるなら調べろ
可愛がってるメダカの子を自ら処分するのですから、心は痛んで当然でしょう。ですが、どれだけ落ち込もうが意気消沈しようが、現実は変わりません。
産卵シーズンが終わるまで、親メダカたちは卵を産み続けるでしょう。
落ち込んでいる暇があるのなら、「どうしてそうなるのか?」「食い止める策はあるのか?」を調べたらどうでしょうか?
今は何でもグーグル先生が答えてくれる時代です。専門書を読み漁る、ベテラン飼育者に会いに行くなどの労力を使わずとも、ぺぺっとPC(もしくはスマホ)に調べたい項目を入力し、待つだけです。
飼育と観察はワンセット
奇形ばかり生まれて来るそうですが、前兆のようなものがあったと思うんです。例えば、ある年から背曲がりの子が増えだしたとか、稚魚の育ちが悪くなったとか。
里山が頂いた時点で、既に尻尾が曲がっている子が混じっていました。どうもこの曲がりは遺伝するらしく、子どもたちの多くも尻尾曲がりでした。
飼育を続けていくのなら、日々の観察は欠かせないと思います。
異常に気付いたら
気付いたとて、「これはこれで可愛いな。」と気にせず交配させるのもありですし、そこらは飼育者の自由です。
けれど、後々になってそんなに落ち込んでしまうくらいなら、きちんと次世代に残す子を選別するなり、他の系統を混ぜてみるなり、何らかの対策をした方が良いかと。
その時が来るまで、「後悔することになる」とはわからないものですけどね。
メダカたちの今後
飼育者が落ち込んだとて、どうしようもないのです。可哀想なのはメダカたちの方です。
飼育を止めるのなら
最低限、今の世代が天寿を全うするまでは飼育してあげて欲しいと思います。
奇形が生まれて来て困るというのであれば、交配させないようにするか、定期的に卵を処分すれば良いだけです。生まれた稚魚を処分するよりも、卵を処分する方が幾分か気持ちは楽だと思います。(全てが有精卵とは限りませんし。)
飼育を続けるのなら
繰り返しになりますが、落ち込んでもどうにもなりません。どうすれば問題を解決出来るのか自身で調べ、後は実践あるのみです。
おわりに
飼育者の意欲が低下していても、メダカたちの日常は死ぬまで続くのです。落ち込んでいる暇があったら、何かしら行動を。