オカメミジンコ疑惑―もらったミジンコは何ミジンコ?観察してみた結果。

ミジンコ帝国の使者、里山です。

頂戴した大型ミジンコの内、ダフニア系統では無いと思われる謎のミジンコを観察してみました。

マグナ疑惑のミジンコよりもやや小さいだけの大きなミジンコです。

見慣れていなかったので、最初はどっちがどっちか見分けが付きませんでした。しかし、観察していく内に、形が全然違うこと、かなり特徴的な動きをしていることがわかりました。

背中で張り付く

ミジンコが泳ぐ時、羽のように動いて見えるのは第2触覚です。ダフニアやタマ子たちは、まるで水の中を羽ばたいているような動きをします。

じっとしていることもありますが、基本的にはぴょこぴょこと泳いでいます。

ですが、謎ミジンコは違いました。

底で仰向けにコテンとひっくり返っていたり、背中側を容器に付け止まっていたりと、あまり動きません。

容器を揺すると慌ててゾゾゾゾっと動き、背中側で容器にピタっとくっ付きます。

死んでいるのかと疑う動き

底でじっとしている時は、基本的に仰向け状態です。初めて見た時は死んでしまったのだと思いました。

しかし、刺激をすると急に動き出すのです。ビックリしました。

↓容器に移した2匹ともが仰向けに。「水が合わず死んでしまった」と思いました。

↓容器を揺すったら、急に動き出しました。仰向けになったままの方も、よーく見るとエラが動いているのが確認出来ました。これ、生きてるんです。

泳ぎ方に可愛らしさは微塵も感じられません。見てて飽きないけどね。(笑)

オカメミジンコ疑惑

仰向けでいることが特徴なのか?と思い、そんなミジンコがいるか調べてみました。

そしたらいたんですよ!アオムキミジンコです。仰向けで泳いでいることから、その名前があるそうな。図鑑で見た絵と姿形も似ています。

ただ、大きさで引っ掛かりました。体長が0.6mm~1.26mmとなっていたのです。

里山が頂戴した謎ミジンコは、タマ子の2倍はあります。成長してまん丸になったタマ子は約2mm程。昨日、謎ミジンコの子が孵化していたのですが、子ミジンコの大きさが成長したタマ子と同じくらいでした。

大きさが納得出来ず、大型種で調べてみることに。

図鑑の絵と謎ミジンコの形を比べ、web検索を利用し、辿り着いたのがオカメミジンコでした。(→参考:淡水プランクトンのページ・該当ページへ)

オカメミジンコとは

オカメミジンコ属(Simocephalus)

大型種のミジンコ

・日本国内では6種が確認されている

・大きな湖などの浮遊種として出現することは無く、池沼の水草帯に見られる

背中を下にして泳ぐ

オカメミジンコと言っても、触覚や尾爪の形で種類が分かれます。そのどれに属しているのかは不明ですが、「オカメミジンコの一種だ」と思いました。

大型であること、背中を下にして泳ぐという特徴が、謎ミジンコの特徴と一致していたからです。

何だかスッキリしました。

おわりに

未知なる生物との出会いは、本当に楽しいですね。調べる作業はけっこう骨なのですが、面白かったです。

せっかくですから休眠卵の採取も行いたいと思います。卵鞘の形もそれぞれ違いますから、そちらも調べられたらなと考えています。

2月25日追記

定規で1mmの大きさをきちんと確認してみました。

マグナ疑いの方は約3~4mm、オカメは約3mmくらいでした。オカメはともかく、マグナはやっぱりマグナじゃ無く、ミジンコかな?と。

機会があればミジンコを購入し、比べてみたいと思います。