メダカにかまってもらえないと寂しい里山です。
1月7日は七草粥の日でした。七草粥は日本の行事食で、その年の無病息災を願って食されます(※地方によって食するものに差異あり)。使用される七草はセリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ。
この中に含まれているセリ狙いで七草粥セットを購入したのが2017年のこと。何だか懐かしくなって今年も七草粥セットを買ってしまいました。
セリとメダカを一緒にしたかった
セリは日本原産の多年草です。田んぼの畔道や湿地帯に生え、野菜としても栽培されています。
根と茎の一部は水中、茎葉は空気中に出て生えている抽水(ちゅうすい)植物であり、結構簡単に育てられそうだったので、メダカビオトープに使えるのではないか?とセリを求め、辿り着いたのが七草粥セットでした。
売り場に並べられていた七草を見、「あー。あの頃はアホだったなぁ」と懐かしくなって、ついつい今年も七草を買ってしまいました。
入っていたセリは、やはり貧弱で……。あの時はつい夢中で買い求めてしまいましたが、わざわざこんな時期に買わなくても、もう少し後の旬の時期になればもっとしっかりした立派なセリが束で買えたんですけどね。
当時の職場の敷地内に自生していたことに気づいたのも七草を買った後の話。
この時、メダカ水槽に使用したセリを食べたのですが、あんまり美味しくなかったと記憶しています。
さておき、せっかくセリを手に入れたので、何とかしていきましょう。
吸水させて経過観察
入手したセリは状態が良くありませんでした。パックにぎゅうぎゅうに詰められていたため一部折れており、もちろん水も与えられていない状態ですからくったりしていました。
先ずはたっぷり吸水させることに。
一晩で随分しゃきっとしました。
育てられそうな状態だったので、根本に土を敷き、そのまま経過観察をすることに。
屋外の寒さにも耐えうる植物ですが、現状で出すとすぐに弱りそうだったので、このまま室内で様子を見ることにしました。
メダカ水槽への投入は、以前の様にレイアウトとして直接植えてしまうのではなく、アクアポニックスの様に出来たら面白いなと。
アクアポニックスとはアクアカルチャー(養殖)とハイロドポニクス(水耕栽培)を組み合わせた造語で、野菜と魚を一緒に育てる食料生産技術のことです。日本は水資源が多くあまり馴染みがありませんが、資源の少ない国では注目をされている技術であり、国連等によって技術指導や実用化もされています。
これについては、きちんとした記事を書きたいと思います。
おわりに
今回のセリはどうなっていくことやら。そんなに爆発的に増えることはないですし、もしかしたらこのまま里山の胃の中に納まるだけになるかも知れません。
他にもスーパーで手に入りそうな食材でメダカに使えそうなものにはクレソンがあります。知人に頂戴したクレソンで一度挑戦しましたが、全然増やすことが出来ませんでした。最強のスーパーフードと言われるクレソンが恒常的に食べられると期待したのですが。
何にせよ、今年もメダカ先生たちと楽しくお勉強していきます。