水カビ病にメチレンブルーを試そうと準備していたら、薬浴前にメダカを殺しかけました。ごめんなさい!

初めて魚の薬を買った里山です。

様子見をしていた病気のメダカですが、塩浴では根本的な症状改善をことが出来ませんでした。塩水効果で体力を温存、自然治癒に賭けましたが、水温低下によるメダカの活性低下も相まって無理でした。

薬浴に切り替えるため、薬を求めていざホームセンターへ。

初めてのことなので何が何だかわかりません。ひとつひとつ薬を手に取り、裏の効果効能の欄を読んでいきます。幾つめかのボトルを手にして、やっと「水カビ病の治療」の文字を発見することが出来ました。

メチレンブルー水溶液との出会いです。

メチレンブルー水溶液

メチレンブルーは魚の病気治療や卵の消毒などに使われる、かなりポピュラーな薬です。ブルーという名のまま、青色を示す色素の一種です。(メチレン青とも言われる。)

光反応により活性酸素を生じるため、殺菌消毒に用いられます。

効果としては、あくまで「殺菌消毒」です。

細菌の細胞壁の特異的な合成阻害作用などがあるわけではなく、抗生物質、合成抗菌剤とは根本的に作用機序が異なります。特定の病原菌や虫を狙って殺すような薬では無いのです。

活性酸素とは

大気中に含まれる酸素分子がより反応性の高い化合物に変化したものの総称です。一般的にスーパーオキシドアニオンラジカル、ヒドロキシルラジカル、過酸化水素、一重項酸素の4種類とされます。

前者2つはフリーラジカルに分類される、極めて活性の高い(不安定な)物質です。

実は怖い?活性酸素と病気

ヒトとも関わりが深い物質で、細胞内のミトコンドリアが酸素を消費する際、代謝過程で一部がフリーラジカルとなります。フリーラジカルは、生体に悪影響を及ぼすことが知られています。(→参考:体にやさしい漢方がん治療様)

過度の運動が不要な活性酸素を発生させ、心身にストレスをもたらすこともあります。(→参考:SOD NETWORK様)

過酸化水素と消毒

過酸化水素水とはオキシドールのことです。活性酸素の一種である過酸化水素の働きは、殺菌や消毒などです。

メチレンブルーの働きも似たようなもので、分類的にはオキシドールやイソジン液の同属とされます。

希釈して使用する

ボトルから出した状態のメチレンブルーは、かなりの濃さを持つドロリとした液体です。原液をまま用いることはせず、使用直前に必要分を水に溶かし、希釈してから使います。

製品の使用用量欄には「10mℓを水約40~80ℓの割合で溶解させ……」とあります。

そう多くの量を溶かす必要は無いのです。

希釈水を作ってみた

メダカ1匹を泳がすのに何十ℓも水は要りません。薬浴用に買って来たカップに水を量り、スポイドでメチレンブルーを垂らすことにしました。

水はカルキを抜いたものを使用し、水温もメダカを泳がせている水と同じ温度にしておきました。

溶液は中途半端に垂らさず、水と完全に混ぜ合わせてから使用します。

出来た上がったのは美しい青い水です。

早速メダカを移そう、そう思って水槽を手にかけた時にそれは起きました。

アクシンデント発生

何の予備動作も無く水槽を動かした結果、メダカが大パニックに!

腹を見せて浮かび上がり、薬浴前に動かなくなる……という事態が発生しました。ショック状態になったのであろうと思われます。

。・゚・(ノД`)・゚・。

――病死じゃなく、飼い主の不注意によるショック死

何て間抜けな結果なのか?動かなくなったメダカを前にし、しばし沈黙。

生死の境界

せっかく作った溶液なのだからと、動かなくなってしまったメダカを入れることに。「治療が遅くなりました、スンマセン」そんな懺悔の意味も込めて、最後の薬浴です。

まるで湯灌の儀ですね。

全身を綺麗にしてあげてから葬ろう、そんなことを考えていた時のこと。

「動いてる!!」

微かにですが、エラが動いていることに気付きました。

数分の後、呼吸が整ったのか、ゆっくりと状態を起こしました。ヒレの動きは弱々しく、あからさまに「弱っている」といった感じです。

現在進行形

無事にメダカ復活……とはいきませんが、死なせずに済みました。緩慢な動作ではありますが、メチレンブルーで染まった水の中を泳いでいます。

一時とは言え、ショックで動きを止めたのは事実です。

今晩から明日にかけてがひとつの山となります。ただの病気治療のはずが、自身の不注意で重篤な事態を招いてしまいました。

猛省。

※この記事を書き終えた時点で、薬浴開始4時間が経過。まだ生きています。朝が来るのがコワイ……。