相変わらず幹之で頭が一杯な里山です。
幹之の飼育は本当に楽しいです。いくらでもチビが欲しくなってしまいます。
その秘密は色の表現です。一般的な緋や黒のメダカたちにも色の個性はあるのですが、幹之はそれとは異なった感があります。成魚になるまで、否、成魚になってからも色の表現に広がりを見せるので、ハマる人はハマってしまうでしょう。
里山は完全にハマっています。
そんな里山からお伝えしたいことが1つ。
「幹之の卵を買うくらいなら、理想の親を買った方が良いですよ。」
卵を購入する前に
以前、オークションに関しての記事を書きました。
自分が飼育したことがないメダカに関しては何も言えませんが、幹之に関しては「卵は買わない方が良いよ!」と断言出来ます。
――何故か?
生まれて来た子が親と同じ色をしてないことがザラにあるからです。
卵は高くつくゾ!
我が家の幹之(親)たちは、毎日のように卵を産んでいます。予定数が確保出来たため、里山は途中で採卵をしなくなりました。もし続けていたのなら、軽く1000個くらいは確保出来たかと思います。
現に今も卵を産み続けているので、1000個なんて少ない数字でしょう。
里山宅の親幹之の数は♂2♀3の計5匹です。
たった数匹しかいないのに、卵はばかばか産み落とされます。
沢山の卵を入手しても、親と同じ色の個体が生まれる割合は未知数です。たった数十個の卵に何千円と支払うより、気に入った雌雄ペアを何千円かで購入した方が断然お得です。
卵に投資するくらいなら、信頼のおけるブリーダーさんから雌雄ペアを購入しましょう。ワンシーズンだけで元が取れるくらいに増やすことが可能です。
卵の中身はガチャ
ソーシャルゲームのガチャを引いたことはありますか?無いと言うならクジ引きを思い浮かべてください。
引いた全てが「当たり」では無いですよね?
当たっていたとしても
ソシャゲのガチャには「SS確定10連ガチャ」という、大当たり確定のガチャ(くじ引き)がイベントなどで出現することがあります。
が、ここで落とし穴。
SSと言われる最上級ランクの中にも、自分が欲しいモノとそうでないモノが存在します。
わかりますか?「当たりでもハズレと変わらない」モノがあるということです。
幹之の卵の購入は、本当にガチャの仕組みとよく似ていると思います。親が最上級グレードであったとしても、何が生まれて来るかわからないのです。
初期投資に怯むかも知れませんが、卵を買うくらいなら本体を買いましょう。上手に飼育すれば卵が取り放題です。自分の望む色の子も入手し易くなるでしょう。
メダカ好きを公言しておく
春~夏にかけてメダカは本当によく卵を産みます。
飼育者の中には、この卵を「誰かにプレゼント出来たらなぁ」と思っている人たちもいます。日頃から「メダカ好き」「メダカが欲しい」と公言しておけば、思いも寄らない方向から卵を入手出来るかも知れません。
おわりに
6月に行ったメダカ品評会ですが、そこで紅帝というメダカの雌雄ペアが¥10000~で販売されていました。
この値段、高いと思いますか?
紅帝の卵がいか程で売買されているのかは知りませんが、30粒で¥2000程度と仮定します。販売者なら、ワンシーズンで元を取れるどころか、利益まで出せてしまいます。
卵から「何が生まれるかわからない」にも関わらず、です。
購入者からしたら、メダカの卵を買ったわけですが、「中身が未知数の卵に金額を支払った」ことになります。ハズレだったらどうでしょうか?
里山であったなら、親か卵か購入に迷ったら「親」を選びます。実際に親メダカを目の当たりに出来るのも大きなメリットですが、初期投資は高くとも、望む色を得られるチャンスが格段に増えるからです。
まぁ、人それぞれですけどね。