幹之のチビに対する謎から、その親にまで疑問を抱いてしまった里山です。
生まれて来た幹之のチビたちですが、黒っぽいもの、灰色っぽいもの、白の三色に分かれているようです。初飼育なので、これが何を意味するのかさっぱりわかりません。
調べている内に、ふっと疑問が……。
「そう言えばもらった幹之って、グレードは何だろ?」
幹之と言っても、輝き方によって様々な名称が付き、グレード分けされています。それにより、生まれて来るチビたちの光の出方が変わるのだとか何だとか。
おっさんからもらった幹之は、一体何者なんだろう。
幹之メダカとは
全身に独特の輝きを持つ、とても人気のあるメダカです。
その輝きはグアニンによるものと言われています。グアニンとは魚の腹部で銀色に輝いて見える色素(虹色素胞)内の物質なのですが、幹之の場合はこれが全身に出ているため、独特の輝きを放っているとのことです。
何故そうなってしまったのかは解明されていません。幹之と幹之の近縁だけがこの特徴を持って生まれて来ます。
光の出方でグレードが違う
一口に幹之と言っても、身体に現れた光の表現でグレードが変わります。その光りが強く、太く及んでいる程グレードが高く、売買の値段も変動します。
点光(グレード:★)
背ビレ付近にちょんちょんと少しだけ光っている部分がある。
弱光(グレード:★★)
背ビレ周辺に輝きが見られるもの。そんなに長くない光で、身体の半分にも満たない範囲。
強光(グレード:★★★)
弱光よりも光りが太く長くなったもの。光は頭部まで届いていないが、輝きの範囲が広くなった分、弱光とは明らかな差がある。
スーパー光(グレード:★★★★)
目の後ろの辺りから背中全体が光っている。
フルボディ(グレード:★★★★★)
頭の先まで光が伸びたもの。上から見ると頭から尻尾までキラキラと輝いている。
境界線が曖昧なのか、人それぞれで得ている情報が違うのか、フルボディを鉄仮面と言っていたり、頬の辺りまで光が伸びているのを鉄仮面と言っていたりでよくわかりません。
はっきりとしているのは、「全身が光っている程、グレードが高い」ということです。
我が家の幹之はスーパーか
ざっと調べたところで、我が家の幹之を見てみます。
光りは目の後ろではなく、頭頂部辺りまで伸びています。口先の所には光が届いていません。しかし、別の写真では口先の方まで光が伸びている子も写っています。
横から見た感じはどうでしょうか?
横見はもっと近付かないとわからないですね。
幹之歴が浅い里山にははっきりと判別出来ませんが、スーパーの子とフルボディの子が入り混じっているのではないかと思います。
こういうことを調べて、実際に自宅のメダカを眺めるのも楽しいですね。
おわりに
親がスーパーだろうがフルボディだろうが、生まれて来た子どもがその形質を引き継ぐとは限らない様子。
フルボディからフルボディが生まれるわけでは無いんですね。
満足出来る姿の子が出現するかわからないというのも、幹之メダカの1つの楽しみかも知れません。孵化させる時に毎回ドキドキ出来ます。
更に面白いのは、幹之の光が成長と共に伸びる場合があること。育て方次第でグレードが変わる可能性があるのです。
本当にメダカは奥が深いなぁ~。面白過ぎる。