映画「みつばちと地球とわたし」を見て。みつばち絶滅の危機に直面している私たちに、一体何が出来るだろうか。

地球と仲良くなりたい里山です。

今日は映画「みつばちと地球とわたし」を見て来ました。皆さんの生活に直結している問題なので、ブログでシェアさせて頂きます。

さて、表題の「みつばち」ですが、1匹のみつばちが生涯かけて集められる蜂蜜がどれくらいの量か知っていますか?

何と、たったティースプーン1杯分程だそうです。

僅かな蜜を求め、みつばちたちはせっせと飛び回ります。日に3000箇所を周り、あんな小さな体で2Km先まで飛んで行きます。

こんなにあちこち飛び回らないといけない理由は、花の方にあります。

蜜の量を僅かにすれば、それだけみつばちは花粉を付けた体であちこちへと行かねばなりません。花は、蜜の量をコントロールすることで、みつばちによる受粉を促しているのです。

何でも、食べ物の実に70%が、みつばちの受粉によって出来ているのだとか。

――では、みつばちがいなくなってしまったら……?

環境問題は、気付いた時には手遅れになっていることがほとんどです。もしみつばちが絶滅してしまったとしても、ヒトには代わりの生物を生み出すことが出来ません。

スーパーの食品売り場から野菜や果物が消える日が、遠くない未来にやって来るかも知れないのです。

みつばちと環境

「みつばちと地球とわたし」の主人公・船橋康貴さんは、元経済産業省の委員や環境コンサルティング会社の社長などを歴任されていた方です。

言わば環境のスペシャリスト。地球が今どういう状態であり、どうなって行こうとしているのか、仕事を通じて知っていたのです。

――このままじゃ、地球が大変なことになる

そう思い、環境問題をどれだけ訴えても、講演を行っても、何も変わらなかったそうです。

この状況がみつばちとの出会いで変化します。

「みつばちを使えば環境の問題をわかり易く伝えられる!!」そう思った船橋さんは、すぐに会社に辞表を出し、養蜂の世界へと身を投じました。

ですが、それは決して平坦な道では無かったのです……。

環境指標生物

みつばちは環境指標生物と言われます。生息出来る環境条件が限られており、環境の変化にはとても敏感な性質を持っています。

みつばちが生きられない環境では、ヒトは生きていけません。ヒトだけではなく、他の多くの生物も、やはり生きて行くことが出来ないのです。

脅威のCCD

蜂群崩壊症候群(Colony Collapse Disorder、CCD)とは、ある日突然大量のみつばちが姿を消してしまう現象のことです。2006年から世界中でみつばちが減りつつあります。

CCDの原因は農薬、ウィルス、温暖化などが原因ではないかと言われています。

ネオニコチノイド

ネオニコチノイドにより脳神経が障害されたみつばちは、人知れず何処かで死んでしまうそうです。

EUでは2013年12月から、みつばちへの被害を防止する一時措置として、ネオニコチノイド農薬3種の使用を禁止しています。

日本では現在も害虫駆除のために使用されています。

みつばちがいなくなったら

花は受粉によって実を付けます。風に乗って自然に受粉する植物もありますが、多くは、みつばちの働きにより受粉しています。

冒頭でも述べましたが、ヒトが口にする多くの食べ物はみつばちの働きによって出来ています。

それだけではありません。動物が食む草花も、森も、みつばちによって支えられています。森が死ねば、そこを流れている川も死にます。川が流れ込む海も、最終的にはダメになってしまうのです。

食べ物の問題だけではありません。

森が死ねば、光合成によって消費されていた二酸化炭素であったり、供給される酸素の量にも変化が現れます。果たして、ヒトには影響が無いでしょうか?

与え合う関係

みつばちは花に言いました。「お花さん、蜜をちょうだい。」

すると花はこう言いました。「良いですよ。その代わり、花粉を運んで下さいな。」

みつばちにより運ばれた花粉によって、花は無事に受粉して実を付けることが出来ました。

すると、今度はそこへ鳥がやって来て言いました。「お花さん、実を少し頂けませんか?」

花は言いました。「良いですよ。ですが食べるのは実だけにして、種はきちんと蒔いて下さいね。」

鳥は花に言われた通り実だけを食べて、種はそこから離れた場所へポトリと落としました。土の上に落ちた種は言いました。「土さん、私を芽吹かせて下さいませんか?」

土は種の願い通り、その懐に種を包んで大事に大事に育てました。土の中に住む沢山の菌たちも協力し、芽吹いた種は立派な樹木へと成長をしました。

木は光合成を行って酸素を吐き出し、生物たちが暮らし易い環境を作り、時が来ると葉を落としました。自分を育ててくれた土へのご褒美です。菌たちは大喜びで葉を食べ、土へと還しました。

……と、こんな感じで自然の生物たちは、それぞれが与え合って生きています。仲良く暮らしています。

今、ヒトだけがその輪から外れています。

おわりに

――みつばちの危機はわかったけど、自分たちに何が出来るの?

ハニーさん(※船橋さんの愛称)は言いました。

自然に感謝して下さい。

薬品の使用を減らしましょう。

花や木を植えましょう。

買う物に気を付けて下さい。(※なるべく薬品の入って無いものを選ぶ)

ハニーさんに皆さんへのメッセージを書いてもらいました。

メダカ飼育を通じ、自然の偉大さを感じていた里山には、胸にズドンと来た一本でした。

「みつばちと地球とわたし」は、絶対に見て欲しい映画です。沢山の気付きが、そこにはあります。是非ハニーさんの活動を応援して下さい。

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一般社団法人ハニーファーム(※画像クリックで飛びます)

12月5日(水)、12月7日(金)にも上映&懇親会が予定されています。興味がある方は、是非お出かけ下さい。

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