ミジンコの増殖に初めて成功した里山です。
卵を孵したプラケース、個体を移動させたプラケース1つとペットボトル3本。この内、ペットボトル2本は新たなミジンコが生まれました。
初のミジンコ増殖です。
死滅した容器と何が違ったのでしょうか。
ミジンコボトルで増殖
用意したペットボトルは3本でした。2本は500ml(無糖炭酸容器)で1本は600ml(徳用麦茶)です。
条件はほぼ一緒で、20℃前後の水でミジンコエサをシェイク。そこにミジンコを3匹入れました。内、2本は子ミジンコの存在を確認、3匹以上になりました。
中でも600mlのボトルは順調で、親子ともどもすこぶる元気です。
喜んだのも束の間、1本のボトルは全滅。子ミジンコらしき影も見当たりませんでした。
エサの分量が決め手か?
一番増殖していると思われる、600mlのボトル。実は、「エサを入れ過ぎた」と思ったボトルです。
作った直後の飼育水は茶色く濁っていて、お世辞にも綺麗とは言い難い水でした。
しかし予想に反し、ミジンコは元気一杯。体格も良く、丸々と太って(?)いました。その姿を確認した翌日(つまり今日)、ボトル内で動き回る子ミジンコの姿を複数確認することが出来ました。
死滅してしまったボトルは?と言えば、作った直後は薄っすら濁る程度。それでもミジンコは元気でしたが、2日後に全滅となりました。
途中エサは与えましたが、繁殖に至るには不十分な量だったのかも知れません。
死の世界が広がる水槽
プラケースは2つとも全滅でした。
1つは孵化させた大元のケース、もう1つはミジンコ観察のため2匹のみを移動させたケースです。
前者はそれなりにエサが入っていましたが、後者は少なめ。水の臭いと濁りが気になり、「ミジンコが死ぬかも?」と極力水を綺麗に保とうとしたのですが、これがいけなかったみたいです。
孵化元のケースも水の臭いが気になり、エサを極力少なめに投与。
5匹程度のミジンコがミジミジ動いていましたが、帰宅すると2匹しか姿を確認出来ませんでした。
私が思うよりも、ミジンコは栄養を欲しがる生物のようです。
酸欠が原因ではないと判断
溶存酸素の有無も考えましたが、口の小さいペットボトルと、口が広く解放されたプラケースでは勝負にもならないでしょう。
この点で死因から「酸欠」は消えました。
原因の特定は出来たか
状況から考えて「栄養不足」との見解ですが、細かく見ていくと違っているかも知れません。
死因を特定出来ないのであれば、次にまた同じ失敗を繰り返す可能性があります。日々の経過観察は超がつくくらいの重要事項ではないでしょうか。
おわりに
ミジンコへのチャレンジは始まったばかりです。今回の件で初期のエサやりが重要なことがわかった気がします。
沢山増やせるよう、日々研究をして行こうと思いました。