ミジンコボトルを増やし続けている里山です。
ボトル内でミジンコが繁殖しています。楽し過ぎる!
こういったことも慣れなのでしょうか、最近コツのようなものがわかってきました。
ミジンコの生きる環境
昨日もミジンコ記事を上げたばかり。
エサにドライイーストを推していた中、1本のボトルをダメにしてしまいました。朝は増えたミジンコの姿を確認出来たのですが、夕方帰宅した時は大きなものが3匹ほど残っているだけの状態でした。
他のボトル内にはミジンコが沢山。
何故その1本だけが壊滅状態になってしまったのでしょうか?
イーストとミジンコ
エサとして水に溶かしていたのはドライイーストです。かなり濃い目に溶かしていました。(単純に入れ過ぎただけです。)
イースト菌はアルコール発酵を行います。外部からの栄養を食べ、アルコールと炭酸ガスを出すのです。
炭酸ガスとは二酸化炭素(CO2)のこと。多量に存在すれば酸素が欠乏するのはもちろん、pHが酸性に傾いていきます。
ミジンコが生きられる環境は中性付近です。pHが6以下になれば死ぬこともあるのだとか。
プラケースに空けたボトルの水は、かなりきついイースト臭(パン生地のような臭い)でした。適度に溶かしたイーストなら問題ないのですが、今回はやはり濃過ぎたようです。
ボトル内の温度
透明なペットボトル内は、ちょっとした温室です。日の当たる場所に長時間置いておけば、今の時期でも中の水はぬるま湯程度になってしまうことでしょう。
ミジンコは低温にはある程度強いのですが、高温には弱いそうです。32~33℃が限界らしく、また、その温度域に達すると水の中の溶存酸素も減り、酸素不足に陥ります。
広い水槽内ではなく狭いペットボトル内、室内とは言え、窓際で日に晒されていたボトル内はミジンコにとって過酷な状況であったのかも知れません。
他のボトルも似たり寄ったりの条件下にあるのですが、エサで溶かし込んだイースト量との二重のダメージだった可能性があります。
ミジンコが生きるのに必要な何か
最初に全滅させた時、疑ったのはエサの分量でした。
次にペットボトルの形状に疑問を持ちました。
あれこれとやってみた結果……
・容器の形状は関係ない
・水温管理が大切
・エサは必要以上に与えない
という3点がよくわかりました。この3点を守りつつ、工夫を重ねていけばミジンコ飼育が(=メダカたちのご飯作りが)うまく出来そうです。
おわりに
稚魚たちの泳ぐ水槽にミジンコを放ってみたところ、興味を持って追いかけていました。未だ食べるには至りませんが、興味は持っているようです。
観察していると面白いです。時間があっという間に過ぎて行きます。