ミジンコVSミジンコ?―同じ水槽内の別々の場所で踊るミジンコ。メダカたちが寄り付き易いのは……?

何だか妙に眠たい里山です。

極ブラックの稚魚たちを室内のプラで飼育しています。水槽内には食料としてミジンコたちを放ってあるのですが、見てみると不思議なことに気付きました。

中にいるミジンコは2種、ダフニアとタマ子なのですが、泳いでる場所が違うのです。

プラケースのような狭い場所で複数種のミジンコを飼う機会なんて、そうそうありません。

もしかしたら別段不思議なことではないのかも知れませんが、里山の目には変わった光景に見えました。

集まる傾向

同じ水槽内でもタマ子がいる場所とダフニアのいる場所は違います。

タマ子が半日陰の水面近く、水槽の片隅で群集になっているのに対し、ダフニアは明るい方の水底に溜まっていました。

入り混じって泳いでいる個体もいるのですが、そう数は多くありません。特にダフニアは水槽全体を活発に泳いでいる感はなく、水中を漂っている数は圧倒的にタマ子が多いです。

体が大きい群と小さい群で、居心地の良い場所が違うのかも知れませんね。

ちなみに泳ぎ方にそう大差は無く、同じ水槽内ですからエサも共通(緑水)です。

タマ子は柱になる

タマ子は隅っこに集まっていることが多いです。屋外水槽に放っても、だいたい隅に集まって来ます。

写真のように隅っこでミジンコ柱を作っているのはタマ子だけ。ダフニアは作りませんし、オカメも基本的には個人プレイ(笑)で、単独でわらわら泳ぎます。

ダフニアの溜まり場

ダフニア単体で飼育している時はそうでもないのですが、プラケースの中では水底の一箇所に溜まっていました。

↓少し見辛いですが、底の方でダフニアがぴょんぴょんしてます。

全体を遊泳しているのは少数で、だいたいがタマ子の群れと対角になっている隅の底で踊っています。

メダカの集まり方

水面をツンツンと泳いでいる稚魚たちも、狩猟となれば水面下に潜ります。

彼らがよく狩りをしているのは、タマ子柱のある場所です。近付いて行って自分の口に合うサイズのタマ子を食べています。

逆に、ダフニアの溜まり場にいることはほとんどありません。

成体になってしまったものは無理ですが、生まれたてのダフニアは小さく、十分に稚魚たちのエサとなり得ます。それなのに寄り付きません。

味の程は知りませんが、食べ易さが違うのでしょう。

群集になっているタマ子の方が比較的捕まえるのも楽そうです。稚魚の動向を見ていたら、「エサにはタマ子の方が向いてるんだな」と実感出来ました。

休眠卵が桁違い

もうひとつ気になることがあります。

プラケース内ではタマ子は大量の休眠卵を落としてくれるのですが、ダフニアは1つも休眠卵を作っていないのです。

タマ子柱の下には白いカプセルだらけなのに、ダフニアのエダマメは1つも発見出来ず。

↑容器の底に白い粒々が見えます。全てタマ子の休眠卵です。休眠卵を背負った個体の姿も、普通に見ることが出来ます。

別にダフニアがいようがいまいが、タマ子はよく休眠卵を落とします。ペットボトル内にも沢山落ちています。

自分たちが小さく、狙われ易いことを知っているのでしょうか。ダフニアとは違った産卵条件でもあるのか?と思うくらいに違います。

おわりに

プラケースの中では底と上とで違った場所で集まっているミジンコたち。

屋外の稚魚用水槽(ミジンコ2種入り)も、じっくり見てたらそれぞれで集まる場所の傾向が違うことに気付きました。

隅っこで柱になるのはタマ子だけ、その反対側の水中にダフニア溜まり……といった感じです。プラケース程くっきりした境界は無いのですが、好みの場所が違う様子。

稚魚たちの狩場はプラケース同様、やはりタマ子の溜まり場です。

エサやりが出来ない時

仕事の都合で時間が取れない、稚魚に上手くエサを与えられず死なせてしまう――

そういった場合、緑水+タマ子がオススメです。(※ゾウリムシは飼育経験が無いので候補に挙げませんでした。)

緑水は稚魚にとっても恰好の住処ですし、自然増殖するタマ子がいればエサにも困りません。

絶対に死なない補償はありませんが、生き延びる率は上がると思います。