メダカと戯れる時間に幸せを感じる里山です。
チビたちの観察をしていた時のことです。ガラス面を突いているチビに目が行き、しばらく観察をしていました。カメラを向けると逃げてしまうので、まま肉眼で見守ること数分。
彼らはきちんとエサの食べわけをしていました。
チビ水槽には今現在、ダフニアさん、タマ子、カイミジンコ、ケンミジンコの4種類のミジンコが入っています。(※厳密にはケンちゃんとカイミジンコはミジンコ類ではないのですが、ややこしいので一括りにします)
ガラス面を突いていたチビたちが食べていたのは……???
ミジンコいろいろ
先ず繁殖状況をざっくりと書き出すと……
・ダフニアさんは大型のものが7匹程いるが、子の姿は見当たらない
・タマ子も成体が1~2匹フラフラしているが、子の姿は見当たらない
・ケンミジンコはガラス面や底で生活をしている様子。数はそれなりにいる
・カイミジンコはそこら中にうじゃうじゃ
と、いう状況です。
タマ子やダフニアさんの子は、生まれた側から食料になっていると思われます。では、ケンミジンコとカイミジンコはどうなのでしょうか?
ケンミジンコは立派なエサ
前述の通り、ガラス面を突いていたチビたちを観察していたのですが、彼らはケンミジンコを捕食していました。
大きさ的にチビの口にも入るサイズです。積極的に食べているようでした。
ガラス面にくっ付くのはカイミジンコも一緒。しかし、カイミジンコを誤って口にした場合は、すぐにペッと吐き出していました。殻が硬く、食べるのに適さないのでしょう。
しばらく見ていましたが、チビたちは素早いケンミジンコを上手に捕まえて食べていました。あまりエサとしてケンミジンコの存在に注意を払ったことが無いのですが、今回の一件で見方が変わりました。
ケンミジンコの生存率
以前、ケンミジンコの繁殖について調べたことがありました。
しかし、何時も知らない間に増えているので、わざわざ繁殖用にエサを与えたことがありません。今現在チビ水槽で暮らしているケンミジンコも、勝手に増えたものです。
ケンミジンコは動きが素早く、且つ、とても小さな生物です。タマ子のようにチビたちに全て食べ尽くされていなくなることも無く、だいたい何処かに残存してます。増えては食べられ、食べられては増えて……を繰り返しているのだと思います。
居なくならず、勝手に増えてくれるなんて、とてもラッキーな感じです。タマ子が思うように増えてくれない中、頑張ってくれているケンちゃん有難う!
おわりに
時間をかけてじっくり見ていると、普段は気付けない色々なことに気付くものですね。
今回、初めてチビがケンミジンコを食べる姿を見ました。与えられた環境の中、生き抜くためにエサを食べるチビの姿に感動です。
人工餌も与えていて、もちろんそれも食べるのですが。それとは違う、捕食者としての一面にメダカの強さを感じました。