ミジンコのオスはいつ生まれているのか?水面に浮かぶ白い粒と産卵の謎。

メスと思っていたヌマエビがオスであると気付き、ガッカリしている里山です。

タマミジンコの休眠卵を採取しました。水換えの時に発見したので、せっかくだから採取することにしたのです。

この休眠卵ですが、突然ぽこぽこ生まれます。

「突然」の意味がわからないと思いますから、記事で順に説明していきますね。

プラ容器の中の粒

里山はガラス瓶でミジンコを飼育しています。

中の飼育水はそう頻繁に換えていません。必要な分のミジンコを採った後、飼育水は再び容器に戻します。水の量が減れば足し水をし、汚れが酷くなってきたら交換をします。

今回は瓶が汚くなっていたこと、水の臭いが悪くなっていたことから、半量の水換えを行うこととしました。

この際、新しい飼育水に入れる種ミジンコを確保しておいたのですが、事はその時に起こりました。

白い粒が浮かぶ

容器の飼育水は網で濾し、中身の一部を種ミジンコとして除き、残りは全てメダカたちに与えてしまいました。

半分残してあった飼育水に種ミジンコを移し、新しい飼育水の準備をすることに。

目を離すこと、僅か2~3分。水面に白い粒が浮かんでいました。

左下は水に浮いています。中央はいじっていたせいか沈んでしまいました。右上は容器を傾けた時に底に張り付いてしまいました。

綿棒で取り、間近で見てみます。

別角度で。

よ~く見ると、卵鞘の中に卵が2つ入っているのが確認出来ます。

環境が大きく変化したせいでしょうね。休眠卵を持っていたメスが産卵をしたのです。

夏にもあった

実はこの現象、夏に何度も見ていました。

里山はメダカたちにミジンコを与える時、一旦網でミジンコボトルを濾した後、綺麗な水に移し替えてから与えていました。プラ容器に張った水にミジンコを移すのですが、しばらく放っておくと白い粒がいくつも浮かんで来るのです。

最初は何かわかりませんでした。

ミジンコについて学んでからは、「これが休眠卵?」と疑うようになりましたが、そんな短期間の内に雌雄で交わり卵が出来るはずがないと、「気のせい」で済ませました。

今回は違います。

観賞用容器でミジンコ飼育をしていた頃、卵鞘を抱えたメスが常に何匹かいることを確認しています。

タマミジンコ愛好家(自称)の里山です。 休眠卵を採取するため、用意した入れ物にタマミジンコを移したことは昨日記事にした...

この卵鞘を持ったメスがプラ容器に移される(=環境が変化する)と、驚いてか、急いで休眠卵を産むようです。それが水面近くに浮く粒の正体です。

網で濾して、すぐにメダカに与えていたら気付かなかったと思います。

オスが生まれている

休眠卵がある=オスが生まれているということです。

気をつけてはいますが、絶対的に水が傷まないわけではないですし、エサが足りないこともあるでしょう。観察の度に容器が揺すられ、落ち着かないかも知れません。

何がきっかけかはわかりませんが、オスになるスイッチがオンになっている個体がいるようです。

明日のサンドウィッチ用にスモークチキンを作っていた里山です。 読者さんから「光るミジンコ」についての情報を頂きました。...

ミジンコの世界もストレス社会やね~……。

おわりに

今回採取した休眠卵は、土中で保存しておくことにしました。1~2週間程間を空けた後、水を入れて加温をします。

実際に孵化するのか、試してみるのです。

脱脂綿で水気を切り乾燥させる方法も選べましたが、何となく土が良い気がするので土にしてみました。

土とは

岩石と生物から出来たものです。

ただ岩が細かくなっただけでは、土になることは出来ません。そこにバクテリアが住みついたり、苔類が生えたり、動植物の死骸が溜まったりして土に変化して行きます。

土は生物の協力無しには出来ません。

岩石は鉱物の集合体です。鉱物は広義で「動物以外のもの」を指すそうです。

生物でないものの集まりに、生物が加わることで土になるのかと思うと、何だか不思議な感じがしませんか?

脱脂綿とは

綿花の種子に生える毛を脱脂・漂白して成形したものです。

脱脂綿の組成は純粋なセルロース(植物の細胞壁)に近いものですが、脱脂・漂白などの薬品処理が施されています。

ただの気分です

土と脱脂綿でどちらが良いとかは、実験してみないとわからないですね。今回「土」を使用したのは、単に里山がそういう気分だったからです。

脱脂綿の方が異物(他生物)の混入も無いし、容器も汚れないし、簡単・清潔で良いと思うよ。