ミジンコを屋外で飼育するにはどうしたら良いですか?―放っておいたら勝手に増えた!ミジンコいっぱい水槽。

改めてメダカの選別をしていた里山です。

以前、読者さんからこんな質問を頂きました。

――屋外でミジンコを飼育するには、どうしたら良いですか?

里山は極度のミジンコボトラー(笑)なので、屋外でミジンコ飼育をした経験がありませんでした。従って、きちんと答えることが出来ず終いに。

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今現在、チビたちの育成にミジンコを使用しているのですが、そこであるひとつの答えが見つかりました。

参考になるかは不明ですが、自身の経験より、屋外でミジンコを飼育する方法を書いていきます。

稚魚とミジンコ

里山は稚魚育成にミジンコを利用しています。水質悪化防止&エサとして、タマミジンコ(たまにダフニア)を投入しているのです。

孵化したてのミジンコの幼生は、未だ口の小さな稚魚でも食べられる有り難い活餌です。

また、ミジンコが程好く繁殖すると水が綺麗になっていきます。ミジンコたちが水中の微生物を食べてくれるお陰です。

エビのように食べ残しや苔を直接食べてくれるわけではありませんが、水を幾分か綺麗に保つことが出来ます。

エサやりと水

澄んだ水にミジンコを泳がせておくと、その内に全滅してしまいます。水が綺麗=ミジンコの食べるものが無いからです。

何で育てるかによっても違うのですが、基本、エサは定期的に与えてやる必要があります。

緑水とミジンコ

里山は今現在緑水で孵化したメダカを育てています。ただの水道水で飼育をするよりも育ちが良いですし、生存率が高いからです。

水をあまり綺麗にしないように、稚魚水槽の足し水には緑水を使っています。

稚魚の飼育環境とミジンコのエサ

冒頭でも述べましたが、水槽には稚魚と一緒にミジンコを入れてあります。

緑水にミジンコを投入しておくと、次第に水は綺麗になって行きます。水中に繁殖している植物プランクトンや、それを食べる自身の体長より小さな生物をミジンコが食べているためです。稚魚の食べ残したエサに群がる微生物も、当然エサとなります。

消費率<増加率

足し水を緑水としていたことで、ミジンコのエサが途切れることはありませんでした。

結果、何が起きたかと言うと……

ミジンコの大増殖です。

↑写真ではわかり難いですが、大量の小さな影が蠢いています。

↓稚魚を避け、網で掬ってみたところ。

タマミジンコは小さなミジンコで、メダカの稚魚でも食べることが出来ます。

ですが、さすがにまるまると太った成体を食べることは出来ません。食べるのは孵化仕立ての小さな幼生が主です。

稚魚たちの体は小さいので、そんなに消費量は多くありません。

・途切れないエサ

・減らない成体(※一回で8匹程の幼生を産みます)

・適度な水温

この3条件が揃い、稚魚たちの水槽はみるみると「ミジンコ水槽」へとなって行きました。

屋外でミジンコを育てる

自身の体験から導き出した答えが、「緑水で放置しておく」です。

屋外でミジンコ飼育をする際は、適当な容器に緑水を張り、後はミジンコを投入し放っておくだけです。

水が澄んでしまわない様、マメに緑水を足してあげます。(蒸発した水の補給+エサやり)

鶏糞や藁、クロレラやミドリムシを使う方法もありますが、大した投資も準備も必要ない方法は「緑水」による飼育ではないかな?と思いました。

屋外のベアタンクでメダカを泳がせていると、自然に良い緑水が出来ますからね。

水温に気をつける

プラケースなどで育てる際は、水温に気をつけます。直射日光が長時間当たると(場合によっては短時間でも)プラケース内の水が湯になってしまうからです。

発泡スチロールだとプラ容器ほど高温にはなりませんが、これも場所によっては温まり過ぎてしまいます。

緑色のドロドロした水の中でもミジンコは生きていますが、高温域では弱って死んでしまいます。

夏の日差しには注意したいですね。

おわりに

里山の頭の中には、「ミジンコ=ペットボトル」の図式が出来上がっていたので、屋外でミジンコ飼育をするという事柄は完全に意識の外でした。

今回は稚魚の飼育過程で、たまたま気付けて良かったです。

参考になったかはわかりませんが、一応のヒントにはなったかな?