情熱のミジンコブリーダー里山です。
最近ミジンコ様の近況を報告していなかったので、今回はミジンコ様記事です。
5月下旬から1ヶ月余り、ずっとミジンコ様の飼育水を使い回してきました。以前と違い水が臭くなくなったのも理由の1つですが、ボトル管理の効率を考えた結果です。
新しく飼育水を作るより効率が良く、繁殖に関しても特に問題が見当たらないので、ずっと使い回していました。
この間に水はどんどんと変化を遂げていたのですが……。
きっかけは「色」だった
何度かの試作を繰り返し、里山宅のミジンコボトルは「グリーンウォーター+イースト」で作った飼育水で運営されることに。
イーストを与え過ぎなければ、もわっとしたトロロも悪臭も発生しません。思いの外ミジンコたちの生活が安定したので、ずっと使っています。
この時から飼育水を使い回すようになりました。
始めた理由はとても単純で、「緑が綺麗だったから」です。とても良い色だったので捨てるのがもったいないなと思ったんですね。あまり頻繁にメダカたちの水槽から水を頂戴するわけにもいきませんでしたし。
で、実際に使い回してみて……
・ミジンコの生活に支障ナシ
・水も臭くならない
・新しい飼育水を作る手間が省け、作業時間の短縮となった
などなど、良い点が見られたことから、今日に至るまでず~っと使い回しています。
透明な水
どれくらい経ってからだったかは覚えていないのですが、鮮やかな緑色の水が段々と透明に近付いていることに気づいたのです。
抹茶色から緑茶へ、緑茶から更に薄い緑へ、やがて透明へと段階を経て水は澄んで行きました。試しにボトルに付着したコケを取り除いてみると、向こう側が見える程に透き通っていました。
グリーンウォーターにミジンコを入れておくと澄んで来るというのは本当なんですね。
それでは困る?
水が透明に変化するのは、ミジンコが水中の小さな生物(酵母やプランクトンなど)を食べた結果です。
ミジンコを餓死させないようにするためには、適度に水を濁す(エサをやる、水を換える)必要があります。
水の変化の重要性
里山はミジンコのエサやりが苦手というか、全然わかっていませんでした。最初に購入したミジンコは、いろいろな面で失敗してしました。
しかし、この「失敗」が経験値として蓄えられ、今ではエサの加減が(ぼんやりとですが)わかるようになって来ました。
エサのタイミングを知るには飼育水の観察が非常に重要で、濁りの具合に応じてエサを増減させたり、或いは抜いたりします。
ミジンコがボトル内に沢山いても、水が適度に濁っていたらエサは控えめにします。
逆に水が透き通っていたら、ミジンコが少数であってもエサで水を濁らせます。微量で充分なことが多いので、エサを溶かした水をスポイトで吸い、少しずつ与えていくのがポイントです。(あくまで500mlのボトルの場合ですけど。)
おわりに
ミジンコ飼育は非常に楽しいです。元気に育ったミジンコを食べ、これまた元気に育ったメダカを見ると思わずニヤけます。
まだまだチビたちは成長期なので、ミジンコの繁殖(エサ作り)に励みたいと思います。