ミドリムシ入り緑汁を飲んでみた里山です。
以前、ミジンコのエサについての記事をあげました。
この記事を書きながら、「ではミジンコの最適食は何だ?」という疑問を抱きました。
ミジンコのエサになるものは複数あるのですが、その中でも気になったのが「ミドリムシ」です。
このミドリムシ、健康食品としてヒト向けに売られています。実に興味深いですよね。
ということで、ミドリムシ製品(緑汁、きなこひねり)を買って、実際に飲み食いしてみました。美味しかったよ!
ユーグレナを知っているか?
ユーグレナとはミドリムシのことです。
ユーグレナ植物門ユーグレナ藻綱ユーグレナ目に属する鞭毛虫の仲間であるミドリムシ属 Euglena の総称がミドリムシです。ややこしいですね。(汗)
動物的性質を持つ植物
ミドリムシは小さな藻の一種です。葉緑体により光合成を行う植物でありながら、鞭毛運動を行うなどの動物的性質も持ち合わせています。
田んぼにいる生物
淡水では普通に見られる、とても身近な生物です。田んぼや浅い溜まり水にいます。理科の授業の教材となることも多いですね。
実は高栄養食品
ミドリムシは栄養価に優れることから、サプリメントや飲料にも利用されています。
ビタミン、ミネラル、アミノ酸、DHA、EPAなど59種類もの栄養素を持っており、パラミロンという特有の物質も含んでいます。
期待されるパラミロン
β‑1,3‑グルカンの高分子体である天然物質です。難消化性であり、消化吸収されずに排出されます。
他、パラミロンには様々な働きをする可能性が示唆されています。機能性食品としての今後が期待されています。
β‑1,3‑グルカンとは
グルコースがβ1-3型の結合で連なった多糖のことです。
一時有名になったアガリクスや霊芝にも含まれている物質で、強い免疫賦活作用、制癌作用を持つと言われています。
ミジンコのご飯
ミジンコは自分より小さい生物(菌やプランクトンなど)をエサとしています。ミドリムシもその1つであり、実際にミジンコを育てるエサとして販売もされています。
高級ミジンコになれるか?
健康食品として売られる程に栄養価の高いミドリムシ。そんなミドリムシを食べて育ったミジンコなら、メダカのエサとして一級品なのではないでしょうか?
少なくとも牛乳飼育より上だろうと里山は思ったよ。
実験してみよう
ヒト用に調整されたものなのでどうかとは思いましたが、ミジンコにミドリムシ入りの緑汁を与えてみました。(もちろん、自分でも実際に試飲。青汁よりも飲み易いです。)
①カルキ抜きした水をペットボトルに入れ、ミジンコを数匹放つ
②水溶きした緑汁をスポイドで2滴ほど入れる
後はしばらくは経過観察です。
メダカのエサやりを終えて確認したところ、元気に泳ぎ回っていました。弱って死ぬような感じは無く、素早く動き回っています。(意外とミジンコは速い。)
順調に育つようなら、里山も緑汁で体内環境を整えつつ、ミジンコを育てつつ、そのミジンコで元気なメダカを育成と、一家揃ってのミドリムシ生活が始まることでしょう。
里山的にはメダカたちと一緒のご飯というのが嬉しいです。
おわりに
ミジンコのエサとして調べ始めたミドリムシですが、すごい生物ですね。
メダカ飼育を始めてから、本当にいろんな勉強をさせてもらっています。やはりメダカたちは偉大なる先生です!
余談
缶バッジプレゼントの当選者さんにも、ミドリムシ入りのお菓子(きなこひねり)を贈らせて頂きました。
里山の作った缶バッジだけでは、チョット物足りない感じでしたので。
是非、ミジンコになったつもりでミドリムシを召し上がって下さい!(※口に合わなかったらゴメンね。)