ミジンコ飼育にクロレラを使用してみる―そもそもクロレラって何ですか?調べている内に沼にハマった……。

1日24時間をどう有効利用するか考える里山です。(やりたいことだらけ!)

最近タマ子のことについて書いていませんが、タマ子は元気です。気温が下がって来ましたが、マイペースで増え続けています。

夏の間はメダカの肥やした青水で飼育していたのですが、寒くなるとそれも出来ず。

さてどうしたものか?と思っていたところに登場したのがクロレラです。前回の猫フェスのお土産で頂きました。

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で、使用してみたのですが……。

クロレラ水とミジンコ

クロレラの存在はミジンコ飼育初期段階から知っていました。ミジンコや稚魚の育成に最適といったキャッチコピーで販売されていたからです。

当時の里山には生きたミジンコを購入するだけでも大冒険。興味はあったものの、結局購入はしませんでした。

それからミジンコ君(※ミジンコのエサ)と出会い、失敗し、イーストで試行錯誤し何とか繁殖に成功。その後、乳酸菌に興味が出て米のとぎ汁使ったり、白カビが良いんじゃないかとカマンベールチーズを飼育容器にぶち込むという大暴走。(笑)

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まぁ、そんな話はさておき、巡り巡ってクロレラ入手です。手始めに500mlのペットボトルで試験運用することにしました。(後に別容器も2つ追加)

↑スポイトで1滴垂らしたところ。このままだと底に溜まってしまいます。

↓振って全体的に馴染ませてみました。1滴でこんな濃い色になりました。

準備の出来たボトルに、ガラス瓶で飼育しているタマ子をぽいぽいっと投入。数が多いと増えたかわからないので、ぷっくりしたタマ子を数匹だけ投入して経過を観察することにしました。

効果はよくわからない

クロレラを使用した結果ですが、全滅こそしていないものの、繁殖率が無茶苦茶イイとか、そういった実感はありません。

「よくわからない」というのが里山の正直な感想です。

ただの水か、飼育水か

この「よくわからない」という状況の中にあって、やたらと増えている飼育容器もありました。何が違うのかと考えて見えて来たのが……

――クロレラを溶かしている水が違う

繁殖率の良い飼育容器の水は、メダカの飼育水+クロレラの組み合わせ。対してよくわからない飼育容器はカルキ抜きした水道水+クロレラです。

ここで、「おー、そういうことか」と閃きました。

クロレラは生物です。ただ溶かすだけではなく、クロレラの活性を上げてあげる何かが必要なんじゃないかと思ったのです。今までエサに使って来た菌類と一緒ですね。

少しクロレラについて調べてみました。

↓上記のボトルとは別で試験したもの。クロレラが沈殿してしまいました。失敗です。タマ子はほとんど増えていません。

追記:ほかっといたらめちゃ増えてました。(笑)タマ子は逞しい!!

クロレラとは

クロレラとはクロレラ属の淡水性単細胞緑藻類の総称です。直径2-10μmのほぼ球形をしており、細胞中にはクロロフィル(光合成色素)を持つため緑色に見えます。

光合成能力が高く、空気中の二酸化炭素、水、太陽光とごく少量の無機質があれば増えることが可能です。

太古から生き続けている

クロレラの誕生は、人間が生まれるずっとずっと前のこと。人類誕生は700万年前と言われていますが、クロレラの誕生は何と5億4000年前!!

それ以来、天変地異や気候変動にも負けず、ずっとその命を繋ぎ続け、今日に至ります。

どうしてクロレラはそんなに強いのでしょうか?

クロレラは硬い

クロレラは非常に強固な細胞壁に覆われています。この殻が外部環境の変化からクロレラを守っています。

クロレラは繁殖力がすごい

クロレラは無性生殖で増えて行きます。相手を必要としないので、1個体でどんどん増えます。

しかもスピードが速い!ひとつの細胞が20~24時間ごとに4つに分裂し、1日後には4個、2日後には16個と、かなりのスピードで増えて行きます。

もらって来たクロレラの状態

クロレラについての簡単な学習が済んだ上で、里山がもらって来たクロレラの状態を振り返ります。

生クロレラは要冷蔵品です。里山も冷蔵庫で冷やされたクロレラを頂きました。

クロレラは植物の一種ですから、寒い環境に置かれると休眠状態(活動の鈍った状態)になると思われます。丈夫と言えど、中にはそのままお亡くなりになったクロレラさんもいるかも知れません。(消費期限がある=長く置いておくと状態が悪くなるということです。生クロレラには消費期限があります。)

クロレラが好む環境は?

webでクロレラの培養実験に関するPDFを見つけました。(→参考PDFへ

クロレラの培養液の成分(=クロレラが欲する養分)に関しての研究なのですが、培養条件に「照明 約5000lux」「温度 25℃」とあります。多分ですが、この条件が一番望ましいからこの設定にされているのではないか?と判断します。

また、硝酸塩(無機化合物)を窒素源とする培養液より、尿素(有機化合物)を用いた培養液の方が収量が多くなっています。

沼にハマる

調べている内に、里山は沼にハマりました。

クロレラはタンパク質を多く含む優れた食品らしいです。しかし、その細胞壁が硬く、吸収率が良くないのだとか。ヒトが細胞壁(セルロース)を分解する酵素を持たないのが原因です。

健康食品に利用されるクロレラは、何かしらの形で細胞壁を砕いてある様子。

クロレラの大きさは1000分の2~10ミリです。とても小さく、タマ子でも食べることが出来ます。ですが、食べた後は???

――……ミジンコって、酵素持ってるの?クロレラ硬いのに消化出来るの?

思わず手元のミジンコ図鑑をパラリ。解剖図を見る限り、きちんと食道や腸はあるので、消化に関わる酵素は出せるっぽい。肛門もあるからうんこも出すんでしょう。

ミジンコの飼育方法より、解剖生理が知りたくなってしまいました。ミジンコ沼にどっぷり。

おわりに

クロレラとミジンコの相性に関しては、今のところ未だ謎です。気付くと増えているので、悪くはないと思います。

イーストや乳酸菌、今回のクロレラもですが、里山が今まで使って来たエサは全て微生物です。飼育環境によっては、ミジンコの繁殖率に大きな影響を及ぼすと考えられます。

先ずは微生物と仲良くならんといかんのだね~。

おまけ

↓セキショウを入れた小瓶にはオカメがいます。エサもやっていないのですが、ずーっと世代交代して生き長らえてます。

たまに水を攪拌して底土を舞い上がらせるようにしています。底に溜まった栄養分を、再び水中に撒き散らすためです。自然界では、天候などにより、こういった攪拌が起きているらしい。

↓土入りのガラス瓶にダフニアさんとタマ子を入れ、どっちの勢力が強くなるか観察していたら、何処からかケンちゃんが自然発生しました。

土の効果って何だろう?この瓶に入っているのは、元はメダカ水槽の底にあった土(赤玉土)です。メンテで取り出し、野菜を植えるのに使っていました。

完全な園芸土にしてから半年は経ちます。何か菌が繁殖しているのか、ダフニアさんが元気に増殖しています。

何だかんだ、里山の家にはタマ子がいます。2017年の4月に孵化させてから、ずーっとタマ子と一緒です。自分で不思議に思います。