自分の食事より、メダカのエサやりが最優先の里山です。
朝晩のミジンコ観察の仕方を変えてみました。
そのお陰で、ボトルを横から眺めているだけでは絶対に気付かない、とある物に気づくことが出来ました。
とある物とは一体……?
横見が全てでは無い
起床後と帰宅後が里山の主なミジンコ観察時間です。
この時の観察結果から、エサをやるのか、メダカに与えるのかなどを決まります。非常に重要な時間です。
ミジンコ飼育を始めてから常々観察はしていたのですが、ここ最近、観察の仕方を変えました。
理由はボトルの汚れと臭いです。
ボトルが曇る
ミジンコボトルに入っている水は、ただの水道水ではありません。イーストなどが添付された、栄養豊富な飼育水です。この飼育水を1~2日放置しておくだけで、ボトル内面に薄っすらと汚れ(垢?苔?)が付着します。
最初は濯いで取れる程度であったものも、時を経て頑固な汚れに……。
まるで曇りガラスの向こうを見るように、ペットボトル内部は見辛くなってしまいます。
――すると、どうなるのか?
エサやりの1つの指標である、「飼育水の色」がわからなくなります。エサ不足を示す透明な水になっていても、汚れのせいで白くなったボトル壁に騙され、エサやりのタイミングを見失います。
横見では正確さに欠くということを実感しました。
臭いを嗅ぐ
飼育水の臭いは重要と思います。
ミジンコの生育が良いボトルと、そうではないボトル。原因は複数考えられるのですが、飼育水の臭いに差が出ていることがあります。
同じように飼育していても、ボトルごとの差が出てしまう。きちんと臭いを嗅いでみようと、ボトルの口に顔を近付けた時、「あっ!」と気付いたのです。
「上から覗けば中も見えるし、臭いも嗅げるじゃん。」
上から覗いたボトル
休眠卵らしき存在に気付けたのも、ボトルを上(口)から覗いた時でした。
そして今日もまた……。
視界を遮るものが無い視点
ボトルの口から中を覗きこむ時、視界を遮るものは何もありません。何も通さない飼育水の色を確認することが出来ます。
また、上から見ることでボトル内部のミジンコの元気度や繁殖具合も、何となくわかります。
水面に集まる
ミジンコたちはボトル底に溜まっていることは、そうそうありません。特に明方は水面近くでミジンコダンスを踊っています。
見た瞬間に気付いたもの
順調に増えているボトルでは、ミジンコの姿を複数確認出来ます。
ボトルの口から中を覗き込んだ写真です。
左上に集まっている粒々は元気に泳ぐミジンコたち。中央にある白っぽい点は、死んだミジンコです。
そのミジンコをよ~~く見てみると……
休眠卵らしき塊(粒)を抱えているのがわかります。(↓拡大したもの)
何が理由かで卵を持ったかは不明です。一部のミジンコが休眠卵を作る程、ボトル内の危機的状況があったと言うことでしょうか?
ボトルを横から眺めているだけのままであったら、この存在に気付くことはできませんでした。視点を変えてみることは大切ですね。
おわりに
上から見た時の水の透明度やミジンコの集まり具合からも、ボトル内部がどうなっているのか窺い知れます。
少し視点を変えただけなのですが、以前よりもミジンコに接し易くなった感じがします。