日々ミジンコ観察に忙しい里山です。
ペットボトル飼育に著しい差が見られます。ボトル内を確認したところ、1つのボトルでは元の3倍以上になっているのに、他はさっぱりという結果に。
何が違うのか考えてみたのですが、「もしかして、コレ?」と思う点が1つありました。
ペットボトルは4種類ある
目に見えて繁殖しているのはお茶(麦茶)の入っていたボトルです。3本中1本のみで、他2本は無糖炭酸の入っていたボトルです。
炭酸ボトルは形状的に中が観察し易いのですが、それだけ。ミジンコの増え方は全く良くありません。何故でしょうか?
昨日の記事ですが、その原因は「エサの分量ではないか?」と分析をしました。
しかし、それだけならエサを十分与えれば問題が無いはず。同じようにエサを与えたのにも関わらず、事態は好転しませんでした。
「あれ?もしかして……。」と思ったのが、ペットボトルの用途と、その酸素透過率です。
用途に応じて使い分けられる
観察がし易いからという点で、私はつるっとした形状の炭酸飲料ボトルを選びました。調べたところ、このつるっとした形(ペタロイド形状)にも意味があり、耐圧性に関係しているとのこと。
普段「ペットボトル」とひと括りにしていますが、中に入れる飲料により、大まかに4種類に分類されます。
耐圧ボトル
炭酸飲料が入っているボトル。炭酸ガスの圧に耐えられるよう、壁面が厚くしてあります。また、底面が圧で変形しないようにペタロイド形状になっています。
耐熱ボトル
緑茶や果汁飲料など、高温処理が必要とされる飲料を入れるためのボトルです。熱によって変形しないよう、側面や飲み口にも工夫が見られます。
耐熱圧ボトル
上記2種の特性を持ち合わせたボトルです。炭酸ガスなどの圧、高温処理にも耐え得るボトルです。果汁入り炭酸などに使用されます。
非耐熱ボトル
ミルク入り飲料を充填する際などに使用されます。
酸素透過率の影響は
ペットボトルには透過性があります。その為、長期に渡って保存をしていた場合、中身が酸化している恐れもあります。
ガラスビンなどと比べ酸素を通し易い、ということです。
この特性は「食品保存」という点ではマイナスでしょうが、ミジンコ飼育においては酸素を通してくれる方が有り難いですよね。
違いがわからなかった
ペットボトルの種類がいくつかにわかれていることまではわかりましたが、その透過性に差があるのかまではわかりませんでした。
これがミジンコの増殖に関係しているか、疑わしくもさっぱりわかりません。
実験をしてみるべきか
炭酸のペットと麦茶のペットでもう一度試験をして、明確な差が確認出来れば「何かが影響している」ということがわかります。
それがペットボトルの種類に起因するものなのかは特定出来ずとも、「〇〇のボトルではよく増えるが、□△のボトルではダメだった」とわかるだけでも十分です。
明日のボトル内環境を見て、実験の有無を決断したいと思います。