ミジンコを全滅させた里山です。
春に生まれて来るチビたちのために買ったミジンコですが、かなり早い段階で姿を消しました。
原因はわかっています、はい。
今回はミジンコが全滅した原因を挙げていきます。
ミジンコ繁殖に失敗
3月に購入したミジンコたち。
記事にはしませんでしたが、一週間経たない内に全滅してしまいました。全滅した原因は、以下に挙げる項目です。
温度管理が出来ていない
3月上旬はまだまだ肌寒く、室内でも無加温の時は5℃程度の温度しかありませんでした。室温が5℃なら当然水温も5℃前後にしかなりません。
送られて来たタマミジンコの袋はホカホカで、20℃くらいの水温がありました。
そこから一気に5℃!そら、寒くて活動が低下しますよね。
また繁殖出来る温度帯でもありません。個体は減る一方で増えることが無いのですから、寿命が尽きればそれまでです。
ミジンコの寿命は、適温(20℃前後)で管理して約一週間です。5~7℃程度の水温しか確保出来ない状況で飼育を試みること自体、間違っています。
エサの与え方がわからない
エサの種類がわかっていても、それをどう与えれば良いのか初めてではわかりません。
ミジンコのエサはドライイーストや青汁などです。与えた直後は水が濁りますが、ミジンコが給餌することで次第に水は澄んで来ます。
調べてみて、「へぇ、そうなのか。」とわかったような感じがしただけ、実際は全然わかっていませんでした。
水で溶かしたドライイーストを容器に注ぐと、水槽内は白く濁った状態に。「うわ、これ失敗じゃない?絶対ミジンコ死んだわ……。」と、そう思いました。
予想に反し、半日程経ってもミジンコは生きていたのですが、エサを食べているのかがよくわからず翌日からエサやりはカット。メダカの飼育水に切り替えたのですが、余計に数を減らす結果となりました。
開封が遅過ぎた
注文したタマミジンコは2袋です。開けるのに適当な容器が思い浮かばず、開封は翌日に延期。
これがマズかった。
翌日の夕方開封してみると、本来透明なはずのミジンコが朱に染まっていました。酸欠状態で身体の機能を変化させたようです。
生きているミジンコも沢山いましたが、死んでいるミジンコも沢山いました。
メダカにやり過ぎた
ミジンコを水槽に入れてみたら、メダカたちがばっくばく食べに来ました。水温が低く、まだそこまでエサを食べない時期であったのに、入れる側からばくばく食べます。
嬉しくなって毎日のようにあげていました。(メダカ水槽内で増えてくれないかなという期待もあったので。)
結果、ミジンコは激減。ついには全滅の憂き目を見たのです。
ミジンコ再挑戦
失敗は成功の母というか、ここは前向きに。今回の件で、私は以下のことを知りました。
・ミジンコは低温では増えない
・ミジンコにはきちんとエサをやらなければいけない
・ミジンコに酸素不足は厳禁
・増えるスピードを考慮して間引く
この点を踏まえ、ミジンコに再挑戦したいと思います。
今現在、無加温状態であっても室内水温は平均して15℃~18℃を保っています。屋外水槽の方が温かい時もあるのですが、天候の影響をもろに受けますから、とりあえず室内です。
エサは購入済み。
チビたちをミジンコで育てるという目標を、必ず達成してみせます!
コメント
我が家は完全に放置、増えることもあれば激減で突如姿を消すことも。
屋外に置いた容器で育てているので夏場は蚊が産卵して(餌になる微生物を横取りされるので)ボウフラに駆逐されミジンコはいなくなってしまいます。
ミジンコがいなくなって全滅したかに見える容器も水を処分せずそのまま放置するといつの間にかまた復活していることもあります。たぶん環境が悪くなって死滅する前に卵を産んで「復活の日」に備えているのでしょう。
温度に関してはミジンコはけっこうタフです。5~10℃でも生育すると思います。
メダカと同じ容器でミジンコを飼うのはメダカがまだ稚魚で親ミジンコを食べることができないうちは大丈夫です。毎日親ミジンコが産む小ミジンコを稚魚が食べて育ちます。メダカの排泄物が栄養となって発生、繁殖する微生物をエサにしてミジンコもどんどん小ミジンコを生みます。理想的な循環関係ですがメダカが口に入れることができる大きさに成長するとあっと言う間に親ミジンコを食べ尽くしてしまいます。
PP&Mさんへ
体験談を語って下さり有難うございます。
ボウフラの存在を気にしたことが無かったので、またひとつ勉強になりました。有難うございます!