絡まったミジンコを救出した里山です。
我が家には13本のミジンコボトルがあります。ミジンコを増やすのが楽しくて、どんどん増えていったわけですが……。
エサにはドライイイーストを使用していました。
ですが、あることをきっかけに、それを止めることにしました。
絡まるミジンコ
ドライイーストを使用した飼育水は、作製直後はサラっとした白色の液体です。スポーツ飲料と見た目がよく似ています。
臭いはイースト独特のもので、時間と共にアルコール臭が混じって来ます。これはイースト菌が水中の養分を食べ、アルコールと二酸化炭素とに分解するためです。焼成前のパン生地を思い出して頂けると良いかと思います。
この時点では「臭い」とは感じません。
これが数日で悪臭と化します。ザリガニやカメの水槽の臭いですね、けっこうな悪臭を放つ水へと変化してしいきます。
変化は臭いだけでなく、水そのものにも現れます。
白いもやっとしたものが沈殿し始め、水面にはとろとろの膜(?)のようなものが出来てきます。
この膜に絡まるんですよ、ミジンコたちが。
朝のミジンコダンスで絡まる
ボトル内のミジンコは、明方になると水面近くでぴょこぴょこと泳ぎます。この姿を里山は勝手にミジンコダンスと言っているのですが、とにかく、水面近くで活動をしています。
この時に、何匹かが水面に浮いた膜に絡まり、身動きが取れなくなってしまうのです。
尻にその残骸をくっ付けたまま泳いでいるミジンコも、何度か目撃しています。エサを与えることで増殖率が上がっても、この絡まる謎の膜はいただけません。
メダカの飼育水を利用
試験的にメダカの飼育水を利用したボトルを作ったのですが、膜は張りませんでした。嫌な臭気もありません。
多分、中で繁殖した酵母やらバクテリアやらの死骸が膜の正体では?と思っています。
増殖率とエサ
メダカの飼育水を利用することで、悪臭と膜を抑えることが出来ました。その分増殖率が落ちました。
増えなくは無いのですが、スローペースです。じんわ~り増えていく感じですね。
イーストやミジンコのエサを使用した時は、短期間で倍倍々になっていきました。なるべく短期間に数を確保したければ、エサに何を選ぶかは非常に重要ですね。
あまり変わったことはしません
どのエサがよく増えるのか?実験してみようと思いましたが、止めました。
稚魚用の水槽では、特に何もしていないのにミジンコが毎日増えています。この状況を見ていたら、「特殊なエサは必要なく、環境が重要なのかも?」と思うようになりました。
特に変わったことをしなくても増えてくれるなら、その方がシンプルで良いじゃないですか。
何も買わずとも、メダカの飼育水で育ってくれるのなら、わざわざ手を出す必要もありませんよね。
明日の朝、ミジンコを早速観察したいと思います。