室内水槽を片付け始めた里山です。
ミジンコ(ダフニア)が休眠卵を持ちました。
初めて見るそれは、タマ子の休眠卵とは違い黒色をしていました。体が大きいので卵鞘も大きいです。
休眠卵を持っていると背中が黒く見えるので、他の個体との区別も可能です。
今日はダフニアの休眠卵発見の話。
休眠卵が出来た
ミジンコは基本的には単為生殖で増えて行く生物です。メスがメスを産み、増えて行きます。しかし、外部の環境変化などによりオスが発生し、交尾をして休眠卵を産むこともあります。
休眠卵は乾燥状態などの悪環境下でも数ヶ月は生き延びる、まるで植物の種のような卵です。
通常時にメスが体内に持っている卵とは、全く違う形をしています。
背中の黒いミジンコ
繁殖用に取り出した2匹が、やたら黒い背中をしていました。何だろう?と思い、じーっと観察していたところ、粒が2つ入ったエダマメの鞘のようなもの見えました。
――もしかして?!
黒い背中の正体が休眠卵だと気付いた瞬間です。
喜ばしいことかは謎
ミジンコが休眠卵を持ったということは、水質変化などの刺激があったということです。「今の内に種を残しとかないとヤバい!」と感じたということです。
休眠卵に気付いたのは今日のこと。それ以前は持っていませんでした。
ここ数日の内に何かしら「危ない」と感じる出来事があったのでしょうか。
ミジンコ飼育の怖いところは、突発的に全滅するところです。昨日まで元気で泳ぎ回っていたミジンコが、次の日には……ということがあるのです。
卵は発見したらストック必須ですね。
飼育容器の様子
休眠卵を持った個体は全部で4匹です。他は子ミジンコと通常の卵を孕んだ個体でした。
↓中央。縦に並んだ2匹の内、上は通常の卵を持ち、下は休眠卵を持っています。
↑休眠卵が背中に入っています。
↓通常の卵。ツブツブが一杯で色も違います。
同居しているケンミジンコに特に変化はみられません。水質は大丈夫と思うけど……。
休眠卵は黒いエダマメ状
ダフニアの休眠卵は黒く、形状は2粒入りのエダマメの鞘のようです。写真で背中側から見てみると、立体的でますますエダマメですね。
タマ子の休眠卵(白)しか見たことがなかったので、「本当に黒いんだ!」とちょっと感動しました。
おわりに
休眠卵を持った個体は、2匹はペットボトル、1匹はガラス瓶、残りはそのままと分けました。上手く卵が拾えたら良いなと思っています。
採取した卵は「みじんこの土」としてストックしておく予定です。