今日もメダカに首ったけ、里山です。
星河の産卵が続いています。先回は抱卵を確認出来たのは1匹のみでしたが、今回は3匹のメスが卵を抱えていました。小振りな体らしく2~3個程度です。
一番大きなメスは今回で2回目の抱卵になります。体が慣れてくるのでしょうか?今日は5個程の卵をつけていました。初めての1個と比べると、とても多くなった感じがしますね。
今回は初採卵となった1個のその後を書いていきます。
卵の管理方法
メダカの卵管理の仕方は人それぞれです。
・付着糸を除き、1個ずつバラして水道水で管理
・産卵床(水草)ごと別の容器に移し替え、放置
・何もしないで自然に任せる
上記の3つが主だった方法では?と思います。
付着糸を除く方法
1個ずつ丁寧にバラし、水道水で管理する方法です。
水道水を使用する理由は雑菌の繁殖を抑えるためです。メチレンブルーを溶かし、更に効果を高める場合もあります。
産卵床ごと移す方法
初心者でも簡単!特に何の管理も要りません。卵の産みつけられた産卵床(水草)を、別容器に隔離しておく方法です。
1つずつバラす手間をかけない分、無精卵にわいた水カビが隣の卵を侵す可能性があります。
何もしない
十分な広さのある水槽やビオトープなら、自然に世代交代してくれることでしょう。
小さな水槽の場合は不向きです。卵はもちろんのこと、産まれた稚魚もすぐに成魚たちのエサになります。
「特に何もしてないけど、何年もメダカ減ってないよ」という方がたまにいますが、稚魚が隠れられる場所と、逃げられるだけの広さがある器での飼育されてるのだと思います。
メチレンブルーに染まる
今回は採卵した卵が1個だけだったので、メチレンブルー溶液で管理することにしました。
ボトル裏の希釈濃度は単位が大き過ぎて、小さな容器(容量)に使用する場合は計量が難しいです。入れ過ぎないように、スポイトで少しずつ薬品を溶かしていきます。
色としては薄い水色です。
フォント色が見辛いですが、大凡の目安として……
■ 少し薄め
■ 程好い
■ 濃過ぎ
今回は若干薄めで調整しました。
2つの青
メダカの卵をメチレンブルーに浸けると、2つのパターンが見られます。
・表面だけが青く染まる
・中まで青く染まる
表面だけは有精卵
卵膜のみが青く染まるのは有精卵です。中の色は変化しません。
中まで染まったら無精卵
卵膜だけでなく中身まで青く染まってしまう卵は無精卵です。
無精卵の変化
星河初となる卵は無精卵でした。メチレンブルーに浸けておいたら、何時の間にか青い粒になっていました。
更に1日置いてみると……
水カビが発生しました。完全に死んでいますね。
多くの卵を管理する場合、疑わしき卵を発見したら即廃棄です。「もしかしたら孵化するんじゃ?」と甘い期待をせず、青く染まったものはすぐに処分しましょう。
おわりに
卵の管理にメチレンブルーを使用するか否かは飼育者の判断です。必須ではありません。
里山は基本的に放置主義ですが、今回は手元に薬があったので使用してみました。
無精卵と有精卵がイマイチ見分けられない、毎回卵をカビさせてしまうという人は、一度使用してみると良いかも知れませんね。