朝からGと遭遇し不愉快になった里山です。(湿気+熱はヒトにダメージ、Gには天国)
謎の死が続いていた水槽を撤去。原因が特定出来ないので、スパッと元を断ったのです。
別で問題もありました。生存魚である極ブラック(メス)の行き先です。
経過観察を兼ね雑魚水槽で泳がせておいたのですが、産卵出来ないためにお腹がパンパンに膨らんでしまいました。
――さあ、どうする?
雑魚水槽に移して3日程、特に病気や異変の兆候は無く。他の水槽に移しても問題無さそうでしたが、生き残った成魚の極ブラックは彼女のみ。「どのメダカと一緒にするか?」という部分で引っ掛かりました。
じ~っと極ブラックを見つめつつ、里山が下した決断は……
「幹之と一緒で良いか。」
即、青幹之の水槽に移されましたとさ。(笑)
メダカの産卵は続く
繁殖条件が満たされている限り、メダカのメスは腹に卵を持ち続けます。つまり、夏の間はずっと卵を抱えることになるのです。
大きなお腹をしたメスメダカの体内には成熟した卵子が一杯!
厄介なことに、メスは自力で卵を出すことが出来ません。オスから与えられる刺激によって、やっと卵を出すことが出来るのです。
今回1匹だけ残された極ブラックのメスもそう。雑魚水槽の中で日に日に腹が膨らみ、泳ぐのも大変そうでした。
自分では止められない
メダカの産卵は光依存です。日照や温度などの繁殖の条件が揃えば、自然と生殖細胞が熟すように出来ています。
つまり、メダカ自身が卵の成熟をコントロールすることは不可能です。
夏の間、メスは卵を作り続けます。メスの体調を考えるのなら、相性の良いオスと一緒にしておいてあげることが大切です。
すぐ卵を産んだメス
お腹が膨らんでしまったメスを青幹之の水槽に入れてから、そう時間は経っていなかったと思います。気が付いたら、そこには木苺のような卵塊を抱えたメスの姿がありました。
どうやら良いパートナーと巡り合えたようです。
それにしても、他の水槽のエサやりをしに行って、戻って来た時には……というタイミングの産卵。メダカの交尾ってよくわかんないですね。
交尾の時間はいつ?
交尾にもサイクルがあります。一般的に言われるのは早朝ですが、これは時間帯が関係しているのではなく、明期(昼)と暗期(夜)のサイクルによるものです。
ホルモン分泌と生殖細胞の成熟に明暗のサイクルが関係しているため、このサイクルを人為的に変更すれば、夜中でもメダカの交尾は見られます。
実際の飼育現場から
正直なところ、メダカたちがいつ交尾をするのかはよくわかりません。見ていると、「好きな時にしている」「出来そうな時にしている」という感じがします。
交尾のタイミングが早朝に限らないのです。
以下、里山が見た交尾現場の中から幾つかをピックアップしてみました。
夕方のエサやり後
帰宅後、メダカにエサをやった時に目撃。時刻は18時近く。エサを食べ終わった後、オスがメスを追い掛け、体を摺り寄せる動作をしていました。
食欲が満たされた後は性欲なのかなぁ~と、メダカもヒトも同じかと思いながら見てました。
昼、観察中に
休日の昼、メダカウォッチングをしていた時のことです。その年生まれの若いオスがメスを追い掛け回し、体を摺り寄せていました。
かなりお盛んなオスだったようで、数匹のメスをターゲットにしていました。
メダカも若い内はなかなか自制が効かないのかな?男の子って大変だ。
店頭で
猫飯さんに行った時に目撃したもの。
時刻は10時近くなので、日が昇ってからけっこう時間が経っています。早朝、とは言えませんよね。
メスに合うオスを
話が脱線して行ってしまいましたが、ともあれ、繁殖期のメスにはオスをセットにしておくのが良いです。
その際、どんなオスでも良いわけじゃありません。
・メスとの体格差が無い(オスが少し大きい方が良いです)
・生殖可能な個体である
最低限、この2つは抑えたいポイントです。
今回は上記のポイントに加え、種的なことから青幹之を選びました。
採卵が目的ではないし、メスが元気になればOKなんで。
おわりに
膨らんでいたメスのお腹ですが、今では普通のメダカと何ら変わらなくなりました。定期的に卵を出せるようになったおかげと思います。
採卵を目的とするなら雌雄はしっかり選ぶ必要がありますが、今回の目的は「卵を産ませること」なので、オスの種は関係ありません。
体格の近いオスがいてくれて助かりました。
コメント
大きなお腹で元気に泳いでいました、が苦しかったのか 今夜餌をやろとしても寄ってこない底を見ると 死んでいました。本当に 悲しいです。
可愛がっていたメダカの死は、本当に悲しいです。