メダカ大好き里山です。
初冬のある日、職場のおっさんと「メダカって冬眠するのかな?」なんてことを話していました。冬眠するか否かはメダカの生態を熟知しているか、屋外飼育の経験がある人しかわからないことです。
愛するメダカたちと初めて過ごす冬。メダカたちが冬眠するのか、観察してみました。
メダカの冬眠とは何か
先ず冬眠について知ることが先ですね。
《冬眠とは》
・哺乳類と鳥類の一部(恒温動物)が活動を停止し、体温を低下させて食料の少ない冬季間を過ごす生態のこと
・変温動物(魚類、両生類、爬虫類など)が冬季に極めて不活発な状態で過ごす「冬越し」のこと
メダカは魚類なので後者です。活動をせず、じっとして冬を過ごすのが、メダカにとっての「冬眠」のようです。
実際、屋外の水槽のメダカたちの様子は、夏と比べ明らかに不活発です。寒波などの影響で気温が著しく下がった時などは、何処かに隠れてしまって姿を確認することすら出来ません。お天気が良ければ昼間に泳いで遊んでいますが、朝晩は静かなものです。
メダカたちとコミュニケーションが取れるのは、昼間の気温が高くなる時だけ。ちょっと淋しいですね。
冬のエサやりは控える
基本的に冬のメダカはあまり行動をしません。日中水面にあがってくることもありますが、夏と同じ感覚でエサやりをすると水がすぐ汚くなります。
寒さで水草の活性も下がっているので、水質が悪くなるのは本当に早いです。メダカの様子を見ながら、少しだけエサをあげるようにします。
変温動物は恒温動物と違いエネルギー消費が少ないです。ちょっとエサを抜いただけでダメになったりはしません。
メダカの越冬を助けたい
以前の記事で、不織布のことを書きました。
冷え込みが激しく、水面に氷が張りそうな時は夜間だけでもかけておくと違います。私の飼育している水槽では、何も対策しなかった6ケースは全て氷が張ってしまいましたが、不織布有りの方は張っていませんでした。過信は出来ませんが、一定の効果があるのは確かです。
対策が面倒と言うなら、水槽の水かさを増してあげるだけでも良いと思います。何の対策もせず水槽が凍り付いてしまっても、メダカごと凍ってしまわなければ大丈夫だからです。
氷の下で泳いでる姿が確認できるくらい、メダカは低温に強い生き物です。
最強寒波到来で凍った水面の下、昨年の夏に生まれた白メダカのチビがぴゅっと泳いで行ったのには、さすがに驚きました。本当に丈夫な子たちで、昼になって氷がなくなったら、何時もと変わらずお日様の光を浴びに水面近くまで上がって来ていました。
寧ろ心配なのは水草などの植物です。ホテイアオイなどは冷たい風にあたると間違いなく変色し、やがて枯れていきます。
落ち葉を入れると効果がある?
落ち葉を入れておくと温かいとのことです。ですが、それが原因で水が汚れてしまうこともあるのだとか。
個人的には「入れてあげた方が良いのかな。」と感じました。その理由は……
赤玉土の間に出来た僅かな隙間に潜っています。抜け出せれば良いんですが、土が崩れてしまった場合は出れなくなることもあるかと。見てる方としてはハラハラします。
このような状況が続くくらいなら、落ち葉くらい入れてあげようという感じです。
流木の下、小石と小石の隙間、水草の影など、冬のメダカたちはとにかく隠れたがるので落ち葉があれば利用してくれるはずです。
まとめ
・メダカは冬になるとあまり活動をしなくなる(広義での冬眠をする)
・メダカは低温に強い。だが、弱い個体や稚魚、ダルマなど種類によっては越冬が難しいこともある
・隙間に入ろうとするので、メダカが挟まりそうな場所には気をつける
・いくら低温に強くても凍れば死んでしまうので、水位に注意
こう寒い日が続くと、ベランダに出てもメダカたちの姿が見れなくて淋しいです。遊んでもらえなくて残念!早くあったかくなって欲しいな。それまではチーズ作りとシダの育成でもして楽しみます。